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2017年04月09日09:52

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はるか信州より  入学式にじいちゃん乱入!

 ま、乱入はしてませんけど(看板に偽りあり。すみません)。木曜日、があちゃんの入学式だったのである。それに合わせてうちの親が来ることになり、前日から長野へやってきたのである。

 親が来るのはいいのだが、どうしよう、とか実は思った。何かというと、待ち合わせの問題である。八王子に住んでた時は、高尾駅に来てもらって電話してもらい、駅傍のマックかなんかで時間つぶしてもらって車で迎えに行った。

 ところが、である。今度のうちの傍の川中島駅周辺には、『ビックリするほどなにもない!』のである。セブンイレブンが一件あるだけで、喫茶店とかそういう店は一切ない。駅周辺なのに、なあんにもないのである。

 というのも、長野があまりにも車社会だからだなのだ。電車の本数は少ないし、バスも少ない。みんな自家用車で移動するので公共交通機関をあまり利用せず、利用しないので本数も少ない。人が駅を利用しないので、駅周辺も閑散としている。というわけである。

 結局、6時半には僕も仕事が終わって帰宅してるだろう、ということで、その時間に駅に来てもらうことにした。親は青春18切符を利用してのんびり来てるのだが、うまく時間調整してやってこれたようだった。

 入学式当日は、あったかかった。この数日、やたら気温が高く、入学式の日は天気もまあまあだった。例年だと学校の桜が咲いてるらしいのだが、今年はまだつぼみ。ちょっと残念である。があちゃんはこの日用の可愛い服に着替え、僕も新調したスーツなぞ着て学校に行った。

 最初はスーツも昔のを着るかと思ってたのだが、ラジオでふとこんな話を耳にしたのである。

「そういえば、昔のスーツは肩パット入ってたよねえ」
「ああ! 入ってました、入ってました(笑)」
「いやあ、今あれを着たら、もはやコスプレだねえ(笑)」

 ……え? そうなの? そこまで? 

 で、僕の昔のスーツを着てみる。

 おお、スーパー肩はりファッション! まさに時代はバブル!!!

 やべぇ。これは確かに、現在ではムリ。……と、観念してスーツは新調した。最近のはタイトで、細身に見えるんだね。元々、細い僕が、なお細く見える。けどまあ、ヨシ。

 で、主役は娘である。入学式の日は、支援級のコーディネーターの先生もずっとそばについていてくれて、なんとか娘も無事に過ごせた。学校、馴染めるかなあ、どうかなあ。

 …と、そんな心配をしつつ、式が終わったら僕と親は家へ戻る。学校の説明とかは、奥さんに任せた。ら。先生の一時間近くの話に退屈して、ついに全体写真の撮影の時にヒスを起して暴れてたらしい。前途多難。

 で、翌日は普通の金曜日。僕は仕事、娘は登校一日目である。仕事から帰ってきて奥さんから報告を聞くと、朝はタイヘンだったらしい。

「があちゃん、学校行こうね」(奥さん)
「ガッコウ、あした! ガッコウ、あした!」(娘)
 
 全力で拒否である。集団登校に混ざれずに、結局、奥さんが連れてったらしい。奥さん、ぐったり疲れたらしい。まあ、仕方なし。保育園は能動的に自分でやることが多かったからよかったのでが、どうも学校というのは一方的に受け身で話を聞いてる時間が長いらしく、娘の忍耐がもたないのである。

 考えてみると、学校というのはそういう場所だったかもな、とも思う。娘はどうも支援級のクラスではおとなしくできるらしいのだが、大勢がじっと椅子に座ってる普通のクラスが苦手らしい。まあ、それでも支援級の先生とかとも相談しながら、娘が学校に順応できる体制を探っていくことになるだろう。

 土曜日は、うちの親を群馬に連れていくことにした。うちは軽自動車で4人乗りなので、そのままだと乗り切れない。三列シートのウィッシュを借りてくる。レンタカーなのでロック君は留守番。…と、僕が言うと母が、「ロック君だけ留守番は可哀そうねえ」と、しきりに言うので、後部席で抱いて座り、返車前に大掃除する、という方式を提案する。

 しかし出発してすぐに、普段、僕の隣の助手席に座ってるロックは、「おれ、パパの隣じゃないのー?」としきりにピスピス鳴くのでうるさいことこの上ない。しかもすぐにコンビニによってドリンクを買おうとした際に、暴れだして毛が舞う始末。さすがに母も「これは、ちょっと無理かもね…」

 残念、ロック君。やはり君は留守番の宿命だった! ま、留守番なら留守番で家のケージにいた方がロックも落ち着くというものである。慣れない車にひとりきりにされるより、すっとマシである。

 母親に聞くと長野の善光寺とか戸隠にも行ったことがあるし、松本にも行ったことがるというので、まだ行ったことがないという群馬に連れていくことにしたのだった。しかし、ロックの留守番の呪いか、群馬は天気が悪く、やたら霧が出ていた。う〜む。

 があちゃんがいつも遊ぶ公園で遊んだ後、高崎のお気に入りのイタリアンへ。高崎はイタリアンの激戦区である! お気に入りの店は土曜日なのにランチメニューがあり、1000・1300・1500とコースがある。真ん中のドルチェお任せのを頼んで、パスタ2種、ピッツア2種をそれぞれ頼んでみんなで分けることにした。

 サラダ、アンティパスト3種の後に出てきた本格風なピッツアとパスタに、うちの親も驚いていた。デザートはアイスとパンナコッタの2種。どっちも美味しかった。娘は普段はピザはあまり食べないが、この店に来るとよく食べる。よく食べる娘の成長ぶりに、みんなの顔がほころんだ。

 で、ここのコーヒーが美味しいのである。前にも書いたが、やはり美味しいなと改めて再確認した。なんの豆を使ってるんだろうな? とりあえず皆、満足して店を出た。

 で、僕の予定としては榛名山を上がって榛名神社を見た後、逆側に下り、榛名湖畔を見た後に伊香保温泉まで足を延ばすつもりだった。のだが。

 なんだ、この霧は! 上に上がると、どんどん視界が白くなるのである。もう、周囲は真っ白であった。その真っ白な世界のなかを、榛名神社の本殿に向かう。ここの神社は切り立った岩場のなかにあり、各地の神社を見ている僕としては一度は見てもらいたい神社なので親を此処に連れてきたのだった。

 視界は白かったが、それがいよいよいっそう幻想的な雰囲気をつくり、最上段の本殿にある御姿岩は、さながら霧の中に現れた巨神の降臨のようであった。この人の似姿になっている巨石を見ると、知らずのうちに原始信仰がここから発生しただろうと自然に思わせる。この日も改めて、榛名神社の神秘を存分に垣間見た。

 しかし、そこから山頂を越して榛名湖へ向かったら、もうダメである。霧が深すぎて、湖のかけらも見えやしないのである。榛名湖畔には榛名富士と呼ばれる形のいい小山があるのだが、それもまったく見えない。結局、榛名湖畔にも伊香保にもよらず、そのまま長野に戻ることにした。

 長野に戻り、坂城町の日帰り温泉に行く。僕は父と風呂に入るなんて久しぶりだなーとか、思っていたのだが、なんか僕がトイレに行ってからお風呂に行くと、もう父がいない。いや、ちょっとお腹も壊してトイレ長めだったけど、もうあがったちゃったの? どうやら、「長いこと入ってると、のぼせる」ということで、早々に父はあがっていたのだった。あらまあ。

 帰りに推しのラーメン屋に行く。長野はとにかくラーメン激戦区である! 魚介系の出汁が美味しい店だったのだが、うちの親も驚きつつ満足してくれた。とりあえずこの一日、観光は失敗だったが、食事は合格点だったと思う。いや、プレゼンは難しい。天気に恵まれなかったのが、かえすがえす残念である。

 そんなこんなで、忙しく過ごした今週であった。朝、川中島駅に両親を送ると、「あんたも、○○ちゃん(奥さん)も疲れたでしょ、ゆっくり休みなさい」と母。「仕事の時、車にだけは気をつけなさいよ」と父。父はお風呂からあがって二人で女性陣を待ってる時も、同じことを言ってたっけ。「とにかく奥さんと娘の暮らしは、君の無事にかかってるんだから事故にだけは気をつけなさいよ」と。

 そうだね。気つけないとね。孫の入学式のために伊豆から出てきた二人も疲れたでしょ。二人も健康に気を付けてね。夏にはまたがあちゃんをつれて帰省するよ。あ、ロックもね!! ちなみにロック君は、やたらと甘えさせてくれるじいちゃんばあちゃんがお気に入りで、すっかり甘えて「オレのアイドル時代、復活!」とか勢いづいていたのだった。

 さっき、があちゃんが親を泊めていた部屋ががらんとしてるのを見て、なんか涙を拭いていた。いた時には「普段の感じじゃない!」と違和感を持ってたらしいのだが、いざいなくなったのを見て寂しくなったらしい。「すぐ夏にまた会えるからね」と、奥さんが娘に言っていた。孫娘の更なる成長を見せに行けることだろう。

 
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