週報(17/03/13〜)　幕山

3連休すべて晴れということで、中日の日曜日に今年初登山を決行することにした。
今年初なのでまずは足慣らしという事で、「海が見える場所・今まで行った事がない場所・近場」という3点にマッチした、湯河原町の幕山に決まった。
　
湯河原までJR東海道線に乗って行ったのだが、有楽町駅の改札を通り抜けた瞬間に大井町での人身事故で電車が止まった。
既に切符を買ってしまった事と、中途半端に小田急に回っても到着する時刻は同じなので、そのまま行く事に決めた。
東海道線も敢え無く止まったのだが、アナウンスでは「横須賀線の線路を使って運転します」という事なので、珍しいのでこの経路で行ってみることにした。
品川から横須賀線の線路に入るまで少々時間はかかったものの、意図せず武蔵小杉回りの電車に乗ることになってしまった。
結局、湯河原へは約30分遅れでの到着となったが、今回は全く急いでないハイキングなので、全く問題ない。
　
幕山までは歩いても行ける距離なのだが、初めての場所は方向感覚が狂うためバスに乗って行った。
登山口は幕山公園なのだが、30分遅れで着いたため手前の鍛冶屋止まりだった。
ここから歩いても30分くらいなので、街並みを楽しみながら登山口となる幕山公園まで歩いた。
　
幕山公園は梅で有名な場所なのだが、先週までで梅まつりは終了。
残った梅がチラホラと咲いている状況で、高度が上げるとやや梅の花が残っている感じであった。
梅まつりは終了しているので、お客さんは少なく閑散としていた。
　
ようやく登山を開始したのだが、登山口から実際の登山コースが非常に分かりにくかった。
実際には今来た道を戻るように斜面を登っていくのだが、このコースへ辿り着くまでの案内が乏しかったため、園内に咲いていた残り少ない梅の花を散策するように登ってしまい大きなロスをした。
斜面を登っていくと、岩場がロッククライミング場となっているようで、数多くのクライマーが楽しんでいた。
　
幕山公園の梅エリアが終わると、ようやく里山の登山道となった。
そこから先は延々と続くつづら折れの道で、ウンザリする程に長かった。
途中からは真鶴半島と相模湾を一望できる景色になり、今回の目的である「海が見える場所」の登山は果たせた。
つづら折れを終えると、ようやく頂上となった。
頂上は少し広めの広場という感じで、食事スペースとしては申し分ない場所なのだが、座ってしまうと周りの茅が邪魔をして海が望めない。
中腰ぐらいが景色も眺められて、申し分ないくらいの眺めの良い場所だった。
今まで数々の山を登っているのだが、意外と「海の近くの山に登り、海を眺めて休息する」という経験は少ない。
遠目に海が見えるという感じでは、丹沢山系を筆頭に数々あるのだが、近距離では礼文岳、開聞岳くらいだと思われる。(利尻岳、羅臼岳は頂上でガスに覆われた)
　
この後は、南郷山を経由して真鶴駅の方へ下って下山した。
下りてきて気づいたのだが、真鶴駅の近くまで湯河原町のエリアだとは、今まで知らなかった。
　
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写真: 幕山, 幕山公園(梅), 真鶴半島・湯河原市街地