啓示だったんでしょう

きのう、妙な感覚にいっときおちいった。
たしかに朝から宙に浮いているというか、或る浮遊感があった。
ふと気がついたのは、日常のルーティーン、解っていることが解らない、
理解できないという空間の中に自分がいる。

こりゃあ、いよいよ軽いアルツハイマーがやってきたのかと、不安が
頭の内にわきあがる。
と思ったからか、どうも心拍数が上がってきて、なんともいえない
ドキドキ感が収まらない。

なにげなくカレンダーを見てハッとした。
３月１１日だ。

そうかとおもった次の瞬間、しばらくとらわれていた座標軸を失った感覚。
耳石が効かなくなり、帰巣方向がわからなくなった鳩のようだった
自分がストンと正常にもどってきた。
地震が起きる前、地磁気が乱れるというはなしがある。
ひょっとするとそれに似たことがふりかかったのだろうか。

なにか大きな力が作用したのではないかとおもった。
それは警鐘ではなく、忘却の彼方に追いやってはいけないという
戒めだったのではないかと。
福島の原発のことをおもうといまさらながら、天災ではなく人災だと、
あの怒りを忘れてはいけない。

そうだ、大事な啓示だったんだと気がついた。。。。。。。