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2017年03月09日10:06

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日々を暮らすということ

きょうも三月かよぅ!という寒い朝。
家人は娘と京都の博物館めぐりに。京はまだ冬の中だと
メールにある。
どこもかしこも春はまだまだらしい。

川本三郎著『いまも、君を想う』を読む。
亡き妻に捧げた追想記。短編にも似たかさなのに、
川本三郎の情の深さ、名うてのエッセイストの文章にふれ、
一気に読み終えることができなかった。
ひとつひとつ、折々のできごとを読むたびに本を置き、
感慨にふける。

終章の一文に、
『甲州の言い伝えに「死んでから七日以内に雨が降ると、
その人は天国に行ける」。
家内が逝ったのは六月七日。日記を見ると五日後の六月二十二日
に雨が降った。』

おもわず目頭が熱くなった・・・。

連日、つがいのメジロが花の蜜を吸いにくる。
最初は一羽だったのに連れだって訪れるようになった。
流れている曲は、くしくも『I'm not the One』。
Zanjbarのボサノバが心にしみる。

春はまだかと空を見上げるが、風が冷たく吹きぬけるばかり。。。


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