「旅のラゴス」を読んで

超文明時代を築いた祖先の残した書物を求めて旅をする青年（ラゴス）の物語。

巨大宇宙船の残骸が出てきたり、かつて持っていた超文明を失った代わりに、人類がある種の超能力を有したという点とかはSF小説なのだろう。

SF小説ではありながら、どちらかというと昔話を読んでいる感じがする物語だった。奴隷となって銀鉱山で働かされたり、村にコーヒー栽培を教えて巨万の富をもたらし、いつの間にか王様にされたりとか。。

ジブリがアニメ化したがったのが分かるような作品だった。

最後は、再び全てを捨てて、かつて愛した人を求めて旅を続けたのだけれど、会えたのだろうか。。。。