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2017年02月10日20:52

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「漁港の肉子ちゃん」を読んで

いろんな男に騙され、逃げられた男を探し求めてたどり着いた漁港で、焼き肉屋で働くことになった肉子とその娘の生活を、小学5年生の視点で描いた物語。

著者は西加奈子氏で、先日読んだ「ふくわらい」は部分的に気味の悪い物語であったが、この本はそうでは無かった。彼女の小説は、全て、気味の悪い物語かと邪推していたのだけれど。。

「ふくわらい」の主人公同様、肉子ちゃんは個性豊かな女性ではあったが、軽薄で陽気な性格の持ち主だった。読んでてその言動にはイラッとするところはあったが。

肉子ちゃんとその娘の容姿が大きく違う理由が最後に明かされたけれども、読者としては気にはなってた事だから、良かったと感じた。


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