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2016年12月19日21:07

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佐々木典子リサイタル@日暮里サニーホール

10月に大川信之さんのリサイタルを拝聴しましたが、そのチケットを申し込むときに
佐々木典子さんの公演も目にとまりましたので、合わせて購入いたしました
それが今日でした

佐々木さんは二期会のヴェテラン・プリマで、ヴィーン国立歌劇場に所属していた
こともある、ということで本日のプログラムはヴィーナーリートとオペレッタから

まず、その曲目紹介での横文字の流ちょうな事、さすがヴィーン仕込みです
レディに対して失礼ながら、G10は越しておられると思いますが(今調べたら、
ワタシより6歳下でした)大胆なスリットの入った深緑のドレスで登場しました
休憩後はさらにこれが目の覚めるような深紅に変わる
ワタシの前の列の口さがない婆さん連中は、休憩時間中に「太ったわねー」

お顔は真野響子と矢野顕子を足して2で割ったような、舞台映えのする容姿
そしてヴァーグナーやR.シュトラウスのスピント系を持ち役とする声ですから
伴奏に使用されたスタインウェイともども、キャパ100名のサロンには勿体ない

でも佐々木さんのMCによると、オペレッタ歌手というのはヴァーグナーなどをさんざん
歌った後に、年齢を重ねて転向するのが普通だそうです
というわけで、容姿も声も威風堂々の貫禄あるステージで、オペレッタの軽妙さ
とはちょっと印象が異なりますが、むしろ軽妙なのはそのトーク

解説も「ここはドイツ語に聞こえないかもしれないけれど、ウィーン訛なんです」
と、言った後の歌の発音はなるほどオットー・エーデルマン演じるオックス男爵に
聞かれる独特の言葉遣いです
「ザルツブルクなんかの南オーストリアでは”S"は濁らず、ズィーフェリンクでは
なくてスィーフェリンクです」など、勉強になります(実践する機会はないだろうけど)

本日のプログラムは以下の如し
 
1.ウィーンに宜しく!
    オペレッタ《マリツァ伯爵令嬢》より E.カールマン作曲
2.プラター公園の春  R.シュトルツ作曲
3.私の心の王様  R.シュトルツ作曲
4.なんてたってワルツじゃなきゃ
    オペレッタ《自馬亭》より R.シュトルツ作曲
5.私の母さんはウィーンっ子 L.グルバー作曲
6.シーフェリングにリラの花咲くころ
    オペレッタ《踊り子、ファニー・エルスラー》より J.シュトラウス作曲
7.歌は終わった R.シュトルツ作曲
8.ペトラルカのソネット第104番 
     巡礼の年報 第2年《イタリア》より   F.リスト作曲

    休憩

9.ジプシーヴァイオリンを聴けば…
     オペレッタ《マリツァ伯爵令嬢》より E.カールマン作曲
10.ブダペストのユリシュカ
     オペレッタ《青の仮面》より R.ライモント作曲
11.我が熱きくちづけ
   オペレッタ《ジュディッタ》より F.レハール作曲
12.ハイア、ハイア、我が故郷の山々よ
    オペレッタ《チャルダッシュの女王》より E.カールマン作曲
アンコール:ヴィーン我が夢の街 R.ジーツィンスキー作曲

アンコールはこの定番1曲だけで、それは「これだけヴィーン情緒をたっぷり聴いたら
多分ワインなどを飲みたくなるでしょう、幸い今日は暖かく、外に繰り出すには絶好の
日和ですから、もうこれで解放して差し上げます」とのこと

残念ながら今日は月曜日、ワタシにとっては休肝日ですので、ワインはナシ
夕食は前回の大川さんのコンサート同様に、日暮里駅近くの路地を入ったところに
ある「麺処ぶらり」で鶏そばをいただくことにしました
前回は白湯でしたが、今日は清湯を(これ、これ、これですよ、これでなくっちゃ)

店の外まで順番待ちの人だかりができるほどの繁盛ぶりで、ちょうど時間帯が
飲み会の後の〆のラーメン時だったのですね
グループ客が多く、回転が悪い上に食べ終わった後も話し込んでいて、立って待って
いる客がいてもお構いなし状態でした(これだから酔っぱらいは)
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