mixiユーザー(id:8642293)

2016年11月24日22:20

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「神去(かむさり)なあなあ日常」を読んで

 高校卒業と同時に自分の意志とは無関係に山村に行かされ、林業に携わる様になった若者の1年間の物語。
 
 林業をベースに山村での四季がきれいに描かれていて興味深かった。都会の若者の観点からの様々な独白めいたものも面白かった。

 主人公の若者は、高校を卒業しても正式な就職もせず、フリーターとして適当にやっていこうと考えていたようだけど、林業の見習いから始めて1年間、一生懸命頑張るのだから立派なものだと感心感心!スギ花粉症のある私にはとても無理だなと。。。夏場のダニやヒルも嫌だし。。。

 読んでいて違和感を感じるのは、主人公があこがれる女性が学校の先生だということ。ちょっと年齢差があり過ぎるんじゃないかと。過疎の村で若い女性が少ないのは分かるけど。

 それと、文章の中で急に出てくる饒舌体。最終章はほぼ饒舌体で通されていて違和感は無いのだけれど、普通の文章が続く中で、急に饒舌体になるのはちょっと抵抗があった。

 ネットで調べると、この小説も映画化されてるようだから見てみようかな、山村の四季がきれいな映像で映し出されていることを信じて。。ヒルが人間に吸いついているのは見たくはないけどね。
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