11月のこの季節、東京に雪が降るのは54年ぶりなんだとか。
きょうは寒かった。真冬の気温でした。雪になるのも無理はない。
54年の前、たしかビートルズがデビューした年。
そのころの日本は冬になると、どこもかしこも雪が降った。
まあ11月はいくらなんでも降らなかったのかな。
北海道ではマンタやマンボウが獲れているらしい。なんだか
ふたつつなげるとラテンのような響きだけれど、マンタやマンボウは
南の魚だ。
平均水温が2.5℃も高くなったんだという。温暖化かねえ。
札幌じゃあ夏にエアコンつけるようになったというんだから
そうなんだなあ。
雪が降っているのを見ていると『なごり雪』の一節があたまに浮かぶ。
伊勢正三は、この歌を22歳の年に書いた。抒情フォークの名曲だ。
それ以降はたいした曲も書いていないし、けっして天才じゃあない。
一生に一度、もしくは二度くらい、神が降りてくる、とおもわせること
がある。それだろうなあこの歌は。
いまどき、ホームレスでも長髪はないなという白髪頭と貧相な髭。
うんちくばかりたれる印税余裕生活者になっちまった正やん。
いったいどこから石川啄木のような世界観が生まれたのか。
やはり神の力なんだろうか。
「東京でみる雪はこれが最後ねと、さみしそうに君はつぶやく」
まだ時代には都会と地方の隔たりがあり、心をも裂いてしまう距離感があった。
「今春が来て君はきれいになった、去年よりずっときれいになった」
四季には時のうつろいを悟らせてくれるメリハリがあった。
寂しくなったねぇ。
寒さや雪さえ、まえぶれなくやってくる時代になっちまったなあ。。。。。。
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