2016年 9月11日（日）　藤原歌劇団　「カプレーティ家とモンテッキ家」

指揮　山下一史、演出　松本重孝、美術　荒田良、衣裳　前岡直子、照明　山口暁。ロメオ　鳥木弥生、ジュリエッタ　光岡暁恵、カペッリオ　所谷直生、テバルド　豊島雄一、ロレンツォ　坂本伸司。管弦楽　東京フィルハーモニー交響楽団。
新国立劇場オペラパレス　2時開演。1階13列23番。
初日組のゲネプロが素晴らしかったので、この日の公演を楽しみにしていたのだが、非常に低調な公演でがっかりした。ゲネプロでの演奏が良かったのは指揮者の力量によるところが大きいのではないかとその時は思ったのだが、どうもそうではなかったようだ。歌手たちが引っ張ってゲネプロを大成功に導いたのではないかと今日の公演を観て感じた。
今日の公演では光岡さんのみが光ったといってよいだろう。彼女は確実に進歩している。もともと素晴らしい声質だったが、声量も豊かになってきて驚いた。ぜひ狭い日本にとどまらず海外でさらに研鑽を深めてほしいと思う。