「キャッスル7-19　弁護士の正義」TV

『キャッスル7-19　弁護士の正義』
＜ストーリー＞
　ピットブルと渾名される市中弁護士が撲殺される。交通事故などが仕事の主流で決して殺されるような事案を扱うはずのない彼がなぜ殺されたのか？彼の周辺を調査するベケットとキャッスルは彼が死体を埋めたという情報を手がかりに森林地に向かう・・・

＜コメント＞
　相変わらず凝ったネタとおふざけの日常をほどよいバランスで描く『キャッスル』だけれども、今回も前半はのどかながら途中で「死体と思って掘り起こしたら人形だった」という仰天シーンで一気に後半が加速していく。交通事故相手の弁護士がなぜどこから人形を盗んできたのか、その人形には何の秘密があるのかなどが解明されるクライマックスはワンアイデアをいかにうまく構成するかのまさにお手本。なるほどなあ、意外な殺人の動機ながら最後には納得させられるのはたいしたものだ。
　大分前は『ジェシカおばさん』が、ちょっと前は『モンク』が、そして現在は『BONES』と『キャッスル』がこういう感じのライトミステリを常に提供していて人気が途切れないのだろうなあ。