mixiユーザー(id:9862863)

2016年07月15日22:28

340 view

ニセコクラシック

ニセコクラシックに出場してきた。
西日本クラシックに続いて2週連続でのクラシックの出場だ。
(ここでのクラシックの意味はよく分かりませんが)

前日からの雨も止むことはなくウィンドブレーカー、アームウォーマー
レッグウォーマーそして厚手のインナーを着込んで8km離れたスタート地へ向かう。
しかしスタート地点に着く頃には暑くなってきた。
ウィンドブレーカーとレッグウォーマーを外してスタートすることにしたがそれらを持って
走るのは嫌だったので近くの空き家の軒下に置く。
スタートの並びは年齢別に分かれたクラスごとになっていたがパレード走行中にぐちゃぐちゃになった。
15km地点の小さい峠で集団が大きく二つに割れたがすでに私は脚が痙攣しかけていたので後方待機。
一旦下りそこから本日最大の峠を上り始める。
斜度はきつくないが標高800mもあるうえ濃霧のせいで視界が10mほどなので
地形が全く分からずとにかく長く感じた。
最終的には15人ほどになった集団で峠を越える。
下りではさらに雨が激しくなり雨粒が痛いほどだ。
北海道特有の直線的な下りだが時折きついコーナーもあるため慎重に下る。
それでも60km/hは出ているのだが後ろからどんどん抜かれる。
平地に入り補給地点を越えたころには25人ほどになっていた。
海に向かう間、向かい風だったのでローテーションが始まる。
すると前に25人ぐらいの集団が見えてきた。
折り返し地点手前で合流し50人ぐらいの集団になった。
折り返し後は海から離れていくので基本上りなのだが人数が多く追い風なのでよいペースで進む。
そして100km地点を越えたあたりから本日の勝負どころの上りが始まる。
すでに余裕がなかったので真っ先にちぎれて自分のペースで上ることにした。
焦らず前から降ってくる奴をパスして順位を上げていく作戦だった。
集団はすぐ見えなくなったが2,3人ちぎれている人が見える。
作戦どうりパスしようと思うのだがだんだん離れていく。
シッティングとダンシングを繰り返しながら必死で上るがだんだんスピートが落ちていく。
すると後ろから息づかいが聞こえどんどん抜かれる。
なんのことはない、自分が前から降ってくる奴になっているではないか!
それでもやっとの思いで峠を越えた。
下り終わったとこに補給地点があった。
この雨だしゴールも近いので何も取らずに通過した直後、壁のような坂道が現れた。
なんだこりゃ〜。ひたすらまっすぐ上っていていきなり心が折れる。
おまけに頂上だと思っていた地点はまだ真ん中あたりでさらに続く。
この時が一番つらかった。これまでのレースの中で一番つらかったと言ってもいい。
視界の端がチカチカしてきてイエローレンズのせいかと思いサングラスを外したが同じだった。
これが俗にいう「星が出る」というやつか!
だんだん気持悪くなり本当に死ぬかもと思った。
もうレースを終えるためだけに走っていた。
最後の上りもズブズブ抜かれた。
もう順位なんてどうでもいい。それどころかこの時点でまだレースをしている奴らを尊敬する。
そんなこんなでやっとの思いでゴールした。
ゴール後、チップを返却し水をもらい飲み干した。
5分ぐらい経ってから宿に向かい走りだしたが、なんと力が入る。
脱水状態だったのか!雨だからと油断していた。
こんなことなら最後の補給地点で水を取って少し休んで走ればよかった。
まあ、休む時点ですでにレースではなくなっているのだが・・・

順位は年齢別でも半分より下だった。
このレースにエントリーした理由は長距離で年齢別なら勝負になると思ったからだ。
そんな最後の望みも見事に砕け散った。
もうレースをやめてもいいと思った。
それから一週間。
青色アルカンシェルやメダルをゲットした方々が誇らしげにプログにアップしている。
はっきり言ってうらやましい。
来年、出れるならまた出たいと思い始めた。
勝てると思っているからではない。
あの無様なラスト40kmをやり直したいからだ。



0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年07月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る