遺言

大橋巨泉の事務所の社長をやっている弟さんに、かつて不快な
おもいをさせられたもんだから、どうもやつあたり的に巨泉という
人物にかんばしい印象をいだけない。あまりいいことではありませんが。

巨泉さんは長らくガンをあちこち転移患っていて、どうもいまは
集中治療室だという。不謹慎だが今日明日かもしれない。
週刊現代のコラムは四月の頭から休載していた。今週号に
最後のコラムということで掲載があった。おそらく奥さんや
弟さんによる切れ切れの聞き書きなんだろう。

御本人がどういう状態か、文章からは想像つきにくいが、
にじみ出る行間には壮絶なものが汲みとれる。末期にあって
ふりしぼる気力に圧倒され感服する。
生きざまを貫きとおす魂魄に嘘はない。死に瀕しての最後の言葉。

「このままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として
一つだけ書いておきたい。
安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている
安倍晋三に一泡吹かせてくだい。
７月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです。」

これほどの真実があろうか。巨泉あっぱれ！。
ついでに週刊現代もね。。。。