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2016年06月19日19:07

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共存という難しさ

秋田で人がクマに襲われるという事案が頻発。
死亡した人はあきらかに喰われていたという。
なかには枯葉などをかけて隠した痕跡があったものもあったという。

クマは本来、人を見ると逃げる。本能的に驚き逃げるのだという。
襲うのは防御だともいう。なかには噛みついて口にし食する
機会がある。そうなると人も食物だと認識するらしい。
一度認識した熊は人を恐れなくなり、襲い内臓から食べるのだとか。
一度に全部は食べきれないので、他のなにかに横取りされないよう
隠し、後日もどりあらためて食すのだ。

そんな話を戸川幸夫のあれは『高安犬物語』だったかで読んだ記憶がある。
マタギに関連した動物学の本でも同様の話を読んだな。
クマが猛獣であるかどうかはなんともとらえ方が難しい。
山が管理手入れされなくなると餌が減り、クマのみならず鹿、
イノシシ、猿、はてはヒルまで里に下りてくるようになる。
かたや人は森や山裾に開発をすすめ棲み着くようになる。

本来、共存というより棲み分けしていたものの境目がなくなりつつある。
こういうことがこれからどんどん増えていくのか、はたして一時的な
現象なのか、そこんところはどうなんだろうねえ。
月の輪クマ自体は各県で生存数がかなり正確に確認できるという。
そのくらい現存数自体は少ないのだ。九州にいたってはいまや
生存していないのではと言われている。

アメリカではマイアミのディズニーランドで幼児がワニに襲われた。
コロラドの田舎の人家ではピューマが子供を襲ったとある。
国の大きさではあんなに広く、近代的な国のイメージがあっても
北米には危険な獣がわんさといるらしい。

それに比べたら日本はまだ安全なのかねえ。
それよりも一番恐いのはニンゲンという名の二足歩行動物でしょうねえ。。。
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