2016年 6月 4日（土）　新国立劇場小劇場　「パーマやすみれ」

「焼肉ドラゴン」、「たとえば野に咲く花のように」に続き、今夜の「パーマやすみれ」がその締めくくりの公演である。５月２１日のマンスリー・プロジェクト「鄭義信三部作の世界」で言われていたように、今回の「パーマやすみれ」は３・１１や熊本地震に配慮したのか、前回の出だしの騒ぎをカットして静かな出だしであった。その分、高山大吉と言う太った女性志向の青年の成長した男を演じる酒向芳の役割が需要となっていた。
6時開演。隣の男性が途中からしくしく泣きだすものだから私もついに我慢できなくなってしまい、終盤で涙を流してしまった。何度見ても素晴らしい作品だ。