mixiユーザー(id:2233458)

2016年06月09日08:54

328 view

2016年 6月 1日(水) 新国立劇場 「ローエングリン」

新国立劇場オペラ・パレス5時開演。白内障手術後最初のオペラで、どの程度舞台が見えるか楽しみにして劇場に向かった。席はしかも1階席右わき近くの最後列。
演出 マティアス・フォン・シュテークマン、美術および衣装 ロザリエ、照明 グイド・ペツォルト、合唱指揮 三澤洋史、指揮 飯森泰次郎。ハインリッヒ国王 アンドレアス・バウアー、ローエングリン クラウス・フローリアン・フォークト、エルザ・フォン・ブラバント マヌエラ・ウール、フリードリッヒ・フォン・テルラムント ユルゲン・リン、オルトルート ぺトラ・ラング、王の伝令 萩原潤他。東京フィルハーモニー交響楽団。
前回の公演では演奏には大満足したが、そのプロダクション特に衣装にはかなりの違和感を感じた。ところが今回は意外とすんなり受け入れられたのは2回目だからであろうか? それとも衣装で最も奇異に感じたエルザの衣装が、今回のマヌエラ・ウールにはマッチしていたからであろうか。そのウールのエルザであるが、第1幕は彼女が引っ張ったという感じ。実に良い声で、繰り返しになるがあの白い衣装に映える。フォークトは最初の曲は実にソフトなフォークト特有の声では聴衆を魅了し、その後はノーブルで芯のある声を聞かせてくれた。実際に剣を交えないローエングリンとテルラムントの決闘の場、エルザの結婚式用の冠(リングがいくつか頭、背中の後ろに配列したもの)などで再び失望はしたが、全体としては大変良い公演だった。カーテン・コールではスタンディング・オベーションとなり、拍手はいつもの公演とは比べられないほど続いた。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する