ゴールデンウィークになって、やっと暖かくなったような気がする、ことしの春であります。
さすがに、冬物コートはそろそろクリーニングに出すか…といったところですが、まだ扇風機など、夏物の類は、大半がまだ押入れの中です。
さて、数年ぶりにシフト勤務ではなくなった筆者は、久しぶりにカレンダー通りのゴールデンウィーク
。お休みの日は、当然ながらあちらこちら混んでいますので、遊びに行くにはちと微妙だったりしますが、筆者が契約しているカーシェアリングサービス
に、午後だけ空いた日がありましたので、霞ケ浦方面に、広々とした風景を眺めに…
。
ひたすら広がる湖と田んぼの上に、まぁるくあたたかな風が吹いておりました
。
このような、まぁるくあたたかな風は、田舎だけではなく、都会でも感じられるわけでして。連休序盤の4月30日は、日中の下北沢へ、こちらのお三方が奏でる風を感じに出かけてきました
。
ということで、ましのみさん、和紗さんは当日記ではお初
。
そして、もうおひとかた、こずえさん。当日記では、およそ3年前に一度登場…。
(2013年3月30日@銀座 with深津ジュリさん、ヒグチアイさんほか)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1898264243&owner_id=1875020
このステージからおよそ1年後、いったん活動自体も休止されたそうでして
。そういえばフォローしていたはずのツイッターがなくなり、ブログも閉鎖されてたみたい(実際、一度すべて閉じたそう)。
しかし、一度聴いたかたというのは、どこかで引き出しの中にしまわれているのでしょう。先日、ほんとうに吸い寄せられるように、ツイッターが復活しているのを見つけたわけです
。そこには、2年ぶりの復活ステージの文字が…。
そう、この日30日は、お題にこそ出してはいないものの、このひと、こずえさんの復活企画でもあったわけです
。そのシーンを、しっかりと見届けることに。
当日記では、筆者の勤務等の都合でしばしば出てくる
、「日頃のご無沙汰を…」とか「●年ぶりに…」といった参戦履歴に対する表現。しかし、それがステージに立たれること自体を指す言葉ですと、決して(汗)とか<m(__)m>といったような表現ひとつでは推し量れないような、特別なものであったはずです。そのシーンが、実にまぁるい空気感に包まれているのでした
。
トップはましのみさん。まだ19歳!という女子大生シンガーソングライターさんであります。お姿は、清楚そのもの
。いくぶん恥ずかしそうにステージに向かわれるところから、すでにキュートな雰囲気を醸し出します
(←まるゆいさん、歳考えようね…ヾ(・・;)って話は、とりあえず受け付けません(笑))。
で、息をゆっくり整えてから、おもむろにスタート。これがまさに圧巻でした。かわいい…のはもちろんとして、なんでしょう、”ゆるく激しい”と言ったらよいのかな
。幾分バラードっぽくいくかと思えば、ラップが混じっていたりします。一方、おしゃべりはといえば、とってもふわふわ
。唄も、その合間も、どちらも変幻自在。いきなりこのひとの世界観に引き込まれていきました
。
2曲目の「Q.E.D」のように、結構理系ネタを取り入れた唄も多く(お聞きすれば、大学は商学部だそうで…。確かにそんな要素ありなんです)、このノリと、恋の話や、世間に対するメッセージを、それぞれの曲に織り込むと、ほんとうにましのみさんならではの世界といえます
。このひとも、筆者、クセになりそう…そんな予感がします
。
和紗さんがここでは中締め。まぁ、このひともきれいな方です
。
そういえばと思ってみると、筆者、このひとのメジャーデビュー時の音源
を持っておりました。ちょうどRYTHEMのお二人(現、Neat'sさん、加藤有加利/yucatさん)の活躍されていた時期に、同系のレーベルから出ていたはず。スケールの大きなバラード曲だったかと記憶しております。
いまは、地元京都に戻られて、マイペースとは言いつつも、結構精力的に活動をされていいるみたい。久しぶりに…というか、生では当然初めて聴くことになるのですが、澄んだ唄とお声に、どことなくデジャヴのようなものも…
。長い時間を経て、いまの立ち位置を見つけた…それに裏打ちされた、安定感のあるステージだったと思います
。
こずえさんはラストに登場。筆者は3年は見ていないはずですが、あぁ、やはりこのひと…とすぐにピンときました。2年のお休み期間を経たあとのこずえさんは、表情がとっても柔らかく、楽しそうに唄っていらっしゃる
。これだけでも、この日この場所を選んだ意味がありました
。
ちなみに、3年前の当日記での記述を見ると、もう少し激しそうな印象のある書き方になっています。一度全部閉じて、見つめなおしたお姿は、確かにひと皮もふた皮もむけています。
メモが残っているぶんのセットは、「君想う」→「ラブコール」→「元気を出して(竹内まりやさんカバー)」→「伝える」→(アンコールで)「Hello」。どれをとっても、がつがつしたところが、いい具合に削れて、まぁるくなっていました
。
復活に当たっては、会社員との二足の草鞋(会社員の時は、秘書さんだそうで…
)であることをあえて選ぶ…。”音が苦”にならないようにするために、そういう選択をされたのかなと思ったりするわけです。
まぁるくあたたかな風だった証拠は、この日のお三方、人気が偏ってしまうことはなく、それぞれにいい風を吹かせていた点にも表れていたような。この日集ったひとたちを繋いでいく、一番重要なちからを持っていたのでしょう
。
二足の草鞋ゆえ、”次回は未定”とのことでしたが、また近いうちに、まぁるくあたたかな風の吹く場所にたどり着けると思っています
。
ありがとうございましたぁ
。
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