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2016年04月27日06:50

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素晴らしきアメリカ野球

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映画『プリティリーグ』を観る。1992年の作品だ。
公開当時観ていない。マドンナが出ているので観たくなかったのかな。
トム・ハンクスが出ているのだから見落としたのは残念。

第二次世界大戦当時、アメリカに女子野球のプロリーグがあったのは
知っていた。
実話にもとづく話だというのは記憶にあった。
よくあることではあるが、この映画タイトルがよくないなあ。
原題『 A League of Their Own』。たしかに意訳しにくい表現では
あるけれど、内容と当時のアメリカ事情を知れば納得がいくはず。
こういうところをくみ取って欲しかったねえ。
『プリティリーグ』じゃあ製作者の意図は伝わらない。がっかりだよ。
観なかったのはタイトルのせいだったとあらためて思い出した。

総合点としてはまあまあといったところなんだけれど、これけっこう
好きな映画でした。また観ようかなとおもわせるものね。
やはりアメリカ人にとって野球というのは味噌汁にご飯といったような
もんだというのがよくわかる。
女子野球といいながらプレースタイルはもちろん、気質が心憎い
ばかりに描かれている。
随所にベースボールの匂いがプンプンし嬉しくなってくるじゃないか。

この映画に主役はいない。トム・ハンクスですら脇役だ。
野球をするために全米あるいはカナダから集まった女性陣みんなが
主役というわけだ。
チームのなかでのかけ言葉、通常のメジャーであれば”ジェントルメン”
であるが、ここでは”レイディース”。なるほど。

強いて言えば主役らしきポジションはジーナ・デイヴィス。
この女優さん、『テルマ&ルイーズ』に出ていたけれど、エラのはった
ノッポで、そんな美人女優というイメージじゃなかった。
ところがどうだろう。この作品ではグレタ・ガルヴォに称されるくらい
魅力的に映るから摩訶不思議。
役者というのはたいしたもんです。

本編中、監督が選手達を叱咤した際のセリフ「野球には泣くなんてない!」
(There's no crying in baseball!)は、アメリカ映画の名セリフベスト100で
第54位にランクインしたという。
こういうセリフが生まれる。いやはや素晴らしきかなアメリカ野球!
であります。。。。。。。。

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