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2016年04月20日12:33

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オーチャードのボブ・デュラン

デュランがZeppでライブを演ったのいつだったか。
スタンディングで見るのは勘弁してほしいのと、最近の
デュランはどうもねえ・・・という印象もあって、ライブに
足を運ぶ機会はなかった。
1978年に武道館ではじめて見たデュランはまさしく
デュランではあったし、セットリストもヒットパレード。
あの記憶から逃れられない。

このたびオーチャードホールでのライブを聴きに行ったのは、
Hクンが、もう年だし見納めになるかもしれないよ。
と云うので、まあ期待しないで出かけたしだい。
オーチャードは席の座り具合が良いのでよろしいが、デュランと
そぐわないんじゃないかというイメージもあった。

鈴木慶一クンはこのたびのライブをべたほめしていたけれど、
セットリストを事前に見るかぎり、最近曲、スタンダード
ばかりで懐かしい曲はアンコールの2曲のみ。
これでエエんかいとおもっていたが、意外や意外、のっけから
圧倒されましたねえ。
元曲がなんだったかわからなくなるような唱法は、彼の
特許のようなもんだけれど、いやあ磨きがかかったと
いいましょうか、なにを唄ってもデュランになるから凄い。

サポートはドラムス、ベース、ギター二人、スティールギター
の5人とシンプル。スティールの奏者がバンジョー、フィドル
と使い分けるんだけど、この人がじつに良い演奏をする。
デュランのピアノを過小評価していたが、これがまた良い。
セミコンのピアノも鳴りがよかったが、デュランのリフが
これまた良い。
アレンジがいいんだなあ。レイアウトは大きいんだけれど、
それでいて細かい技をきちんと使う。
いかにもヘッドアレンジ風でいて、ところがどっこい練りに
練った形跡が心憎い。

全体はランディ・ニューマン風をボクがやるとこういう
具合になるんだよという印象をうけたが、いやいやどうして
デュランのスタンダード解釈というのはプロフェッショナル
でありました。
これならオーチャードで公演するというのは納得。
アンコールに『風に吹かれて』を演る。このアレンジには
とにかくまいりました。大胆なとらえ方にお見事の喝采。

まあ結論としてはこの10年くらいに観たライブのなかで、
だんとつに頭抜けたものでしたねえ。神様ですよまさに。
あれで日本にくるたびソープ通いが大好きだというのが
信じられない。74歳だそうですが、まだまだ引退はないな。

連日のオーチャードライブ。はねるたび吉原にお出かけに
なったのかねえ。。。。。。。
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