わが緑地帯の森に一日花ですが、次々花をつけるアヤメ科のシャガが咲いてゐます。
元々は中国原産の植物で古くに日本に渡来してそれが野生化しました。
人里近くやかって人の住んでゐたところで日陰の乾燥する所を好みます。
したがつて、人為的影響の少ない自然林にはあまり自生しません。
日本のシャガは三倍体で不稔性(タネができない)のため、株分けなどでしか増えません。
中国のシャガは二倍体で種が出来ますので、花の種類も多いやうです。
シャガは漢字では射干とも著莪とも書きます。
葉がヒオウギに似てゐるので、ヒオウギの中国名の射干を誤って用い、音読みしたものです。
ヒオウギと誤ってついた名前、こんな話、中国から来た植物には結構ありますね。
「“つれづれなるまま”」のMixi版です。
Blog版をご覧いただける方は是非下記URLをお訪ね下さい。
http://stajiri1123.blog20.fc2.com/
ログインしてコメントを確認・投稿する