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2016年03月09日20:39

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3月7日 志らく「死神」を語る

3月7日 志らく「死神」を語る  中野あくとれ
小さな会場で肉声で語る、落語を楽しむには贅沢な空間です。
今日の会のきっかけは、アニメ平成落語心中の声優さんのオーディションがらみで
志らく死神を聞いて勉強したらしく、声優さん関係から、死神を聞きたいとのリクエスト
それと昨年の死神後日談が分かりにくいとの話が出ていて、両方を解決したいとの事で
落語に映画を利用したり、死神後日談を分かりやすく語るとの予告通り
ストーリーが聞いて分かり、死神とどん底の凄さが重なり、素晴らしい落語になった

立川がじら  鮫講釈
立川志らく  短命
立川志らく  死神
立川志らく  死神後日談

立川志らく  短命
短命の理由を説明するご隠居さん、ここは映画ならカット割がこうなると語る志らく師匠
映画関係者に、落語は語るカット割りですよ、と語っているようでした。

立川志らく  死神
いつもながら素晴らしい死神、いつも聞いている表現ですが、死神が少したよりない
この頼りなさが、後日談に繋がるなんて、考えもしなかった。

立川志らく  死神後日談
再演はないでしょうから、普通ならネタばらしになりますが、一期一会の落語に出会った
喜びを込めて、少し内容にふれながら、感想を書いてみます。
最後に出てくるのですが、死神を騙した主人公が、閻魔様に気に入られ永遠の命を得る。
その主人公か住んでいる長屋、どん底の長屋、そこでは金の大黒が出たり、
お祝いのご馳走は、お茶けと、沢庵と大根のこうこ、長屋の花見の、酒さかな、
落語好きにはたまらない。女好きの主人公、三角関係のいさかいで起きる殺人事件
主人公がいた広島に原爆が落ち、長崎の刑務所に移送されたから長崎に原爆が
死神から真相が明かされる、永久の命を得たが、不幸を永遠に見続ける不幸を持て。
うなされる主人公、起こされて目が覚める、短命の主人公だった、おかみさんを見て、
おれは長生きだ。不幸は消えない。悲劇仕立てながら、すてきなファンタジーです。
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