『LAW&ORDER:性犯罪捜査班17-1 切断魔』
<ストーリー>
海の中から女性の切断死体が見つかる。手口がかつてオリビアとロリンズが逮捕したイェーツのものとそっくりだったことからロリンズは単身イェーツに面会に行く。被害者女性のDNAから彼女が保護シェルターから長身の女性に連れ出されたことが判るが・・・
<コメント>
新作犯罪ドラマ専門チャンネルだったFOXクライムが旧作再放送チャンネルのFOXクラシックになったために、どうなるのか心配だった『LAW&ORDER:性犯罪捜査班』だけれども、一応続きはきちんと放映してくれるようなので一安心。しかし、この番組もついに第17シーズンまでいったか。本家の『LAW&ORDER』が第20シーズンで終了しているので、追いこして最長不倒距離を出すまであと4年だぞ。
第17シーズンになってアマーロが辞めていたのに驚いたけれども、かつてのオリビアの役割をロリンズが担当するとしたらやっぱりアマーロのような親友は必要なはずなのになあ。
さて、『性犯罪捜査班』は『LAW&ORDER』の中でもいわゆるスキャンダラスな部分を引き受けているけれども、最近では『クリミナル・マインド』の影響を受けたような話も見受けられるようになっている。その代表が前シーズンで宿敵の如く登場した連続レイプ殺人鬼のイェーツ。なんと今シリーズの第一話ではイェーツをレクター博士的な位置にするというなんか異様な展開に。
そう思って見ていたらクライマックスでそれがまたひっくり返されて非常に後味の悪い幕切れというやっぱりさすがの『LAW&ORDER:性犯罪捜査班』だと納得。
なんというか、この作品は『LAW&ORDER』からスピンオフしたけれども、本家のような検察・裁判とかは極力描写を控えて刑事中心としているけれども、しかし普通の刑事ドラマとは全然異なっているし、ものすごく微妙なバランスで成立しているような作品に思える。しかしだからこそ唯一無二の刑事ドラマであり重厚さを保っているような気がする。
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