mixiユーザー(id:13333098)

2016年02月14日11:17

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ダフト・パンクのドキュメンタリー『Daft Punk Unchained』を観ました

wowowで放送されたものを観ました。
音楽ドキュメンタリーは、昨年Perfumeと電気グルーヴのものを観ましたが、結成から今までの歴史を振り返るという点では電気グルーヴのドキュメンタリーに近い内容でした。

ダフトパンクがグラミー賞を獲得したというのは、非常に異例の事態です。
彼らはフランスのアーティストであり、しかも音楽ジャンルはハウス。
楽器を演奏するわけでもなく、歌も基本はロボ声(加工した声)。
以前ならまともな音楽として認められなかったでしょう。

正直、なぜ彼らがここまで大人気なのかは、昔から聴いている自分にも不思議です。
でもまあ、「ワンモアタイム」でしょうね。
あの曲、最初聴いた時はふざけているのかと思ったのですが、今や日本のCMでも流れるほどのポピュラーな曲になりました。

グラミー賞の授賞式でのライブ・パフォーマンスは最高でした。
そうそうたるメンツによる生演奏の途中からダフトパンクが登場し、受賞した「ゲットラッキー」に自身の過去の曲から、かつてのディスコ音楽までをマッシュアップさせていくという見事な内容でした。


それで映画ですが、デビューからファーストの部分が長く、その後は結構駆け足で、バランスが微妙に感じました。
前述の「ワンモアタイム」についてもさほど触れず。
彼ら自身のインタビューは無く、過去のラジオの発言を流用し、後は関係者のインタビューが中心です。(この辺は電気の映画に近いです。)

一番の違いは、電気の映画ではライブシーンを要所要所にたっぷりと見せてくれましたが、この映画はその部分が非常に少ないのです。
そして、一番のクライマックスであるグラミー賞受賞の部分でも、あの素晴らしいパフォーマンスをほとんど見せない!
ここは思わず「バカじゃねーの!」と声を出してしまいました。

まあ、映画ではなく有料テレビ用のドキュメンタリーだから仕方ないのかもしれませんが、はたしてダフトパンクを知らない人がこれを観て興味を持つかどうか・・・。
音楽ドキュメンタリーは、やっぱり音楽の部分をきちんと聴かせないと説得力がないと思います。
権利問題とかで色々難しかったのかもしれませんが。

これより長い電気の映画があっと言う間だったのに、この映画は90分未満なのに随分長く感じました。







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