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2016年02月05日11:19

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「グリーン・インフェルノ」を観ました

子供の頃は面倒くさい行為でしかなかった食事。
しかし、この年齢になると、美味しいものを食べた時に感じる幸福感が強くなり、食事そのものをもっと大事にしたいという気持ちになりました。
中高年が読む漫画雑誌には必ずグルメ系の内容があって、子供には何が面白いのか分からなかったのですが、今では「孤独のグルメ」を何度も読み返し、食事の幸福感を疑似体験したりしています。
昼食時などは安いのものを手早く食べられれば良い、という時もありますが、ちゃんとしたお店でそれなりの料金を払って美味しい食事をすると、こういう体験は無限に出来るわけではないのだから、可能な限りはこういう食事を大事にしたいと思うようになりました。

孤独のグルメのように、一人で自由に食べたいものを決め、自由に注文し、のんびりと味わうのも非常に楽しい行為です。
しかし、大人数で談笑しながら同じ料理を食べるというのもまた、幸福な時間であります。
この「グリーン・インフェルノ」は、まさに後者の素晴らしさや楽しさを存分に満喫できるグルメ映画でした。

中高年の日本人には懐かしい、子供の頃大好きで、親近感の強かった土人たち。
様々な漫画やアニメで元気よくジャンプしたり人肉を食べていた彼らも、最近ではすっかりご無沙汰で、今でも元気に食ってるのかな?と、時々は思い出してもいたのですが、イーライ・ロス監督のこの映画で久々に彼らの活躍を観て、「人食い土人達は、今も元気です」という久々の便りを届けられたような気持ちになり、安心しました。

観た後みんなで話したくなるような派手な見せ場もあり、ユーモアもたっぷり(土人はいつだってそうでした)、映画ならではの少々やりすぎな描写(ほとんどゾンビ映画!)もサービスとして楽しめました。

本当にアッと言う間の上映時間で、もっと観たいのに、と思いながらのエンドロール。
物足りない気持ちにはなりましたが、食事も「腹八分目」が一番健康に良いと聞きます。
この次もまた観たいと思わせるには、このくらいでちょうど良いのかもしれません。
とにかく土人の子供たちがずっと楽しそうで、食事のシーンの弾けるような笑顔が印象に残りました。
最近の日本では連日のように報道されている児童虐待なども、彼らには無縁なのでしょう。
この映画を観て、現代の文明社会が失ってしまったシンプルで温かい暮らしと食事に、もう一度目を向けてみてはいかがでしょうか。



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