全く面識のない方ですが…
先週と今週の日経俳壇・歌壇は選者4人(俳句・短歌それぞれ2人)が
今年の秀作を各自17作品ずつ選んだものが掲載されていました
今日のそれに目を通していたら、俳句と短歌にシベリアを詠んだ作品があって
おや、と思い作者を確認したらどちらも枚方市の鈴木七郎さんという方でした
寒いだけではなかつたよシベリヤは
具にされし犬の鳴き声今もなお耳朶に残れりシベリヤの飢
シベリア抑留経験者のようですから、90歳を超えていらっしゃるのでしょう
ことさらに反戦を詠っているのではなく、読者に投げかけているように思えます
俳句の方なんか、のっぴきならないことなのに、どこか飄逸な味わいもあります
興味を惹かれてネットで検索してみましたら、日経のほかにも朝日歌壇・俳壇、
NHK俳句・短歌に頻繁に入選作が載っているようです
2005年7月19日の朝日川柳(西木空人選)
下手糞がまたやって来る釣魚台
朝日俳壇 2015年11月23日(長谷川櫂選)
落葉なほ命たのしみ風と舞う
雑誌『NHK俳句』2009年2月号より(宮坂静生選)
狩人の南無阿弥陀仏ひとりごと
俳句と川柳が紙一重になっている
どんな方なのでしょうかね、鈴木七郎さん
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