矢野顕子リサイタル in 鎌倉 2015

毎年この時期恒例のアッコちゃんの弾き語りリサイタルが
今年も鎌倉芸術館小ホールでありました
鎌倉と言っても最寄り駅は大船で、ワタシにとって家から至近距離
ありがたいことであります

今年はチケットがとり難いかなと思って、ネットぴあで購入したら
6列6番という席でした
ピアノの鍵盤が見える位置で、上席ということになっているのですが
弾いている手を見たところで、どうしようもありませんわな
技術を盗むなんて、とんでもないことです

去年、「きよしちゃん」を間違えて中断したからリベンジかと思いきや
去年のセットリストの紙をひらひら見せて、「これ全部やりません」と宣言
イントロは「電話線」を弾きだしました
続く「Happiness」は聞いたことがない、海外リリースのアルバムのようです
9月にリリースしたニューアルバムからも何曲か（でも新曲だけではない）
フォーク・クルセイダーズの「悲しくてやりきれない」なんか

それから、去年の日記で書いた、かつてエレフラでコピーした
「突然の贈り物」を歌いました（全く新しいアレンジです）
途中で「あら、キーを間違えたわね、もう1音高くなくちゃ」といって転調してしまいました
リハなしで、ぶっつけ本番なんですね

Jonatha Brookeという女性シンガーソングライターの話をして
彼女の作曲した一人芝居ミュージカル「My Mother has 4 noses」からTimeという曲を
この曲の間奏としてベートーヴェンの第7交響曲の第2楽章を弾きました
これが良かったなぁ

それから、まさかのモスラの主題曲（これがニューアルバムにあるということは
帰ってから知りました）それに続けて、ザ・ピーナッツつながりで「ウナ・セラ・ディ東京」
モスラの間奏にはこれまたゴジラのテーマをはさんだりして笑わせる
ウナ・セラ…はアッコちゃんの嘆き節が切ない

久しぶりにユニコーンの「素晴らしい日々」も歌って、去年のアルバムタイトルでありながら
去年のリサイタルではやらなかった「飛ばしていくよ」をダイナミックに弾いてひとまず終わり

アンコールは曲名を言わずイントロを弾きだすのですが、これがわからない
自由なインプロヴィゼーションで、やがて歌が入って「中央線」でした
これでやられちゃって、客席で天井を仰ぎました

去年の曲はやらないと言っていましたが、アンコールをもう1曲
パット・メセニーがアッコちゃんのために書いた「Prayer」を今年もまた
少し早めのクリスマス・プレゼントをいただいた感じです

アッコちゃんは鎌倉芸術館の雰囲気と、スタインウェイが気に入っているそうで
来年もまたやるようなことを匂わせていました
今から楽しみであります