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2015年10月13日00:35

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お義母さんは私のことが分からない

連休最終日、長野の病院に入院中のお義母さんのところへ行ってきた。
あいにくとしぶり腹で、あちこちコンビニやパーキングエリアのトイレを借りまくり、一番ご苦労なのはドッコイ氏である。(すみませんね)

病室で、テレビを見ていたお義母さんに、声を掛けてもこちらの方を見ない。
ひたすら入ってきたドッコイ氏を見つめている。どうやら私の姿が目に入らないらしい。
声もほとんど出ない。
実家のポストに来ていた年金関係の郵便物も、以前は隅から隅まで見ていたのが、ちら、と一べつしただけで、あんなに聡明だったお義母さんはどいったいこへいったの?という感じである。

脳のMRIでは全体の縮小と海馬の空洞が見られ、医師から
「アルツハイマー」
という言葉が出た。
ああ、こういう老い方もあるのか。
父はある朝病院へ行ったらもう死んでいたし、義父は突然倒れてそのまま逝った。
親戚筋では自分の死の30分前まで、「自分の葬儀に来る客用座布団のありか」を指示していたつわものもおり、私は「体もガンと心臓病で衰え、呆けていく人の最期」というものを知らない。養母はボケたが内臓にどこも悪いところがなく、97の長寿を得た。
義母はまだ81である。

医師の話ではもう退院してよいそうだが、特養との食餌療法などの打ち合わせもあり、さてその日に、杖突の私は邪魔になるし、分からないのではしょうがない。
どうしたものかなあ・・・と、いま考え中である。





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