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2015年09月20日22:16

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今月の車田水滸伝ネタバレ

菊姉ちゃんのつくるおにぎりには熱い闘志の薬味といっしょにたっぷりの愛情がつまっている。
でもちょっと多すぎない!?

☆フェニックス一輝の鳳翼天翔がイーリアスを討つ!

Episode15★オデッセイア

一輝の拳がイーリアスを撃破した。神書がぼろぼろになる。
「イーリアス様!ああ…そんな、イーリアス様…!」
記録者が紙束を抱えて嘆く。だがそんな一輝の前にイーリアスそっくりの男が現れた。
「何者だ…。何故、奴と同じ顔をしている」
「…フフフ。フェニックスよ。神の書物が一冊だけだと思ってもらっては困るな」
小次郎と竜児も塔にたどり着いた。
「ついに辿り着いたぜ」
「小次郎。姉ちゃんはこの塔の中にいるはずだ」
「こんな所で女一人ではぐれしまったとは心配だな」
「うん、ああ、いや。そういう意味では心配してないんだ。姉ちゃん強いから」
「そっか、でも…。いくら強いったって、俺たちみたいにやいかねーだろ」
「いや、本当に大丈夫。うちの姉ちゃんは俺にボクシングを教えてくれた人なんだ」
「へえっ!?そりゃあすげえな!」
「俺の師匠で、セコンドで」
『そうだ…、姉ちゃんは、オレの』
「コラァ竜児ィ、何してるっちゃ、このヘナチョコパンチ」
「いつになったらおむつがとれるんですかねェ」
「竜児!」
「いっぱい食べな。ぜーんぶおまえの為に作ったんよ」
「竜児」
姉の笑顔が浮かぶ。
『先生であり、母親代わりであり、大切な女(ひと)なんだ』
「よォし、そんじゃあ一気に行くぜ、竜!」
二人の目の前に学ラン姿の男が倒れていた。
「うッ。て…敵か!?」
「違う…。この格好は俺たちと同じ世界の。お…おい、アンタしっかりしろよ」
「う…、…き、キミたちは…」
「おそらくあなたと同じようにこの世界に飛ばされてきた」
「逃げろ!」
「!」
「あの男に近づいては…!」
「ほう。まだネズミがいたか」
現れたのはボブカットで中華風の衣装を着た少年だった。
「わたしは神書オデッセイア」
「…神書?」
「オデッセイアだと?」
倒れていた仁義が立ち上がる。
「くそ。喧嘩鬼に教わったすべての技が通じねぇ…」
「そうかい。アンタが神話を戻すとかなんとかくっちゃべってる奴らの親玉か?」
「だとすれば?」
「倒す!風魔の名にかけて!」
「俺も退いてもらう。この拳に誓って!」
☆オデッセイアの実力や如何に!?

作者コメント:今月付録は読者の皆様のおかげで実現しました。古くからの方は懐かしく、新しい方はへぇーと楽しんで頂ければ嬉しいです!

今月も載ってました、車田水滸伝。
表紙は山盛りのおにぎりを作る菊姉ちゃんと竜児。
倒れてたのは仁義と…ザジかな?顔の区別がつかんw
一応、来月号の予告は載ってました。
付録は高河ゆん作品のカラーイラストブック。『アーシアン』とか『源氏』とか好きだったけど、中断して脱落したんだよなぁw

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