議事堂前で見てきました

■安保法案反対、全国で一斉抗議　国会前でも廃案訴え
(朝日新聞デジタル - 08月30日 20:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3591332

昨日の午後1時過ぎ年上の友人と待ち合わせをして丸ノ内線霞が関。そのまま地上に出て、国会議事堂前に向かった。
　安倍自民党の例の法案反対のストに参加したのです。なんといっても国民を馬鹿にしすぎだし、法律が成立するのは決まってるわけですが、烏合の衆だろうがなんだろうが、ぼく一人分は参加者というか、反対票を増やしたい気持ちです。まあ、商売柄現場を見たい好奇心もありました。

　原発反対デモの時もそうでしたが、警察というか国は姑息であるということ。予想通りのニュースの扱いなのが参加者数で、警察発表では3万人、主催者(なのか？)側は12万人。主催者はシールズという学生の団体といわれるけど、雑多です。いわゆる共産党系は多いけど、目撃者として言うとふつうのおばあさんやお母さん、自民党支持だけどこれはだめ、という人までいろんな人がいましたよ。面白かったのは、公明党は今回だけは反自民に回れって言ってた人たち。創価学会の人だろうか。要するに雑多、全方位だと思う。戦争は嫌です。それがエゴでどこが悪い。
　話がそれました。僕の感覚では12万人くらいはいただろうと思った。

　国側が姑息というかずるいというのは、デモ参加者数が少なく見えるようなせこいことを相変わらずやってたこと。あくまでデモ参加者の安全を図るという建前をかざして、デモの列が歩道の幅を超えないようにいらぬお世話を焼いてる。具体的には歩道のわきに装甲車を並べて、列を細く見えるようにしてる。マスコミにそういう写真を撮らせようというハラでしょう。写真を見たら、そんなに大勢いないような印象を受けるでしょう。

　でも昨日は違ってた。僕らがいたのは議員会館脇の歩道で、機動隊の人が歩道を超えないように危ないですよー、と呼びかけてた。
　広い歩道のむこうは国会議事堂の建物の正面。

　警察の思惑は外れたんだと思う。理由は予想以上の人が集まったからでしょう。暴力的なことは一切なかったのですが、あれよあれよ、という感じで人々が歩道からあふれて、あとから来た人も加わり、真ん中の車道がびっちり埋まっていった。いたるところに一揆のムシロ旗のように、いろんな団体の旗がはためいている。共産党系だけでもなかったと思う。ゴジラの旗もあった。安倍やめろ、と書いた巨大な旗が風船にひかれて上がった時は愉快だった。自民党支持の人も多かったんではないか。

　ただ僕は、なんも考えずに自民党に票を入れたりするからこうなるんだ、と文句言いたいけど、後で気づいたということであればオッケーです。
　
　ぼくの友人は、これは参加者数を少なく見せようとした警察の負け、だね、と言ってた。おっしゃｒとおりえらいさんが首になったりするかもしれない。ニュースは書かないだろうなー、警察の負けとは。僕もそう思う。気づいたときは、国会議事堂を正面に置いて車道も歩道も人があふれて、たくさんの旗が振られ、「安倍やめろー」とか「廃案」とかの声が充満してたのでした。警察も乱暴なことはできなかったのは日本はだめになってるけど、まだいい国だなーとも思った。デモなんて素人でも、ゆるくてもいいのですよ。安倍ソーリは日本一の嫌われ者確定です。

　帰りは国土交通省のほうに回り、霞が関に戻ったけど議事堂前だけでなくすごく広い範囲に人々がまんべんなく集まってて、三万人ということはなさそうで少なくともその二倍くらいはいたんじゃないか。いい加減な感覚だけどね。

　書きたくもなことだけどニュースへのつぶやき見ると相も変わらず、そんなに多くないとかバイト動員だとか、多く見せかけてるとか、見もせずに書いてるネットの民が多いですね。