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2015年08月15日08:57

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舌・あご

舌・あご・のど は繋がっていますから、どこかに余分な力が入れば全滅、美しい響きは遠のきます。

舌は、平らに広げておくように、とか、下の歯の裏に付けて・・・って教える先生が多いですが(舌の先を上げるように、とおっしゃる先生も・・・)、このじゃじゃ馬のような舌、制御しようとするだけ無駄ですから放っておきましょう。
舌は、本来、柔らかくて、常に動いているものです。
動きを意思で支配しようとすれば、固くなって、奥に引き込まれます。
アゴにも、ノドにも力が入ってしまいます。
舌全体は リラックス、舌の先は柔軟に・敏捷に・自由に動くような状態を保つこと・・・自由な動きを止めないようにしましょう。
そうでないと、思い通りの発音、音色が作れません。
(母音は、舌全体で作ります。子音は、舌の先と唇で作ります。)

舌は全体が前にきている方が、声の響きは美しくなります。
そのためにも、<I>や<E>を中心に、母音を替えながらヴォカリ−ゼをすると、舌を柔軟に動かすトレーニングにもなります。

舌は、自然のままに・・・

咽頭の位置は、自然のままに・・・
歌っていない時が、自然の位置です。初心者は、上がってしまいがちですから、息を吸う度に、ノドをリラックスさせるように気を付けて下さい。
無理に押し下げるのもバツ。音質が暗く、重たくなり、ピントのぼけた、通らない声になります。

唇は、自然の動きで・・・ 
アゴを下げ過ぎない・・・口は、縦ではなく、横に広がる空間を意識すること。
アゴをパカパカ動かすと、レガートができません。
お肉を嚙むような動きではなく、飴をなめるような動きがいいです。
自然な唇の動きから、自然な発音、自然な音色が生まれます。

笑顔を作って頬を固定して歌うと、口の中の空間の一部しか使えません。
丸みのない、明る過ぎる声になります。

唇をラッパ型に前に突き出す(ミレッラ・フレーニみたいに)と、凝縮された、鋭い響きになります。
こういう音色を狙いたい場面では、もちろん使って構いませんが、広がりのある柔らかい声にはなりません。ピアノ・ピアニッシモは、できません。

自然な動きの、リラックスした唇で歌えば、強弱や声の明暗が自由に調節できて、のびやかで、響きの高い、音色の統一された声になります。
<ベルカントは、無理のない、自然な発声法です!!!>
正しいヴォカリ−ゼをたくさんやって、ご自分の<自然>を、トレーニングをとおして、みつけていくことが大切ですね。

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