今回から旅の2日目(8月1日)に入ります。
宿泊先の「ビジネスホテルオカザキ」を、6時半前に出発。
歩いてすぐのJR岡山駅に向かいます。
土曜の早朝とあって、街はまだ静かです。
次の列車まで少し時間があるので、駅バスターミナルでバスの撮影。
市中心部に7社の路線バスが乗り入れるとあって、色とりどりのバスが行き交う様は壮観です。
さて、岡山から赤穂線を東に向かいます。
ホームには黄色い電車ばかり…。
30分の乗車で長船(瀬戸内市)に到着。
長船駅前からは路線バス。
備前バスの愛称で、日生(ひなせ)運輸が運行しています。
7:58発の東鶴山線・片鉄片上ゆきは、岡山230あ1003(トヨタコースター・NBG-BZB50)。
バスは県道83号線を東へ。
小高い山に囲まれた田園地帯の集落をひた走ります。
そして県道39号線に入り、鶴海東を過ぎたあたりから右手に片上湾が見えてきます。
瀬戸内の海らしい車窓。
一方の県道はアップダウンが続き、道路幅員が4mくらいくらいのところも。
およそ30分で片鉄片上に到着。
ここまで、乗客は合計4人。最大時3人の乗車でした。
その名の通り、バス停はかつての同和鉱業片上鉄道・片上駅(1991年廃止)の前。
バス停のあるロータリーこそ、当時の駅前広場です。
ちょうど8:30発の日生線・福浦峠ゆきがスタンバイ。
岡山230あ3355(KK-MK25HJ?)です。
日生駅前まで乗ってもよかったのですが、スルー…。
待合室があるので覗いてみます。
備前バスの路線図と時刻表が貼り出されています。
そして貼り出された案内文。
日生運輸は、9月末限りで備前バスを含む旅客輸送事業から撤退します。
案内文によれば、備前市内でのバス利用者数は2007年から2013年の間に半減。
今後、さらなる運賃値上げ・補助金増額を求めることで、かえって他事業者の経営圧迫につながるとし、事業撤退に踏み切ったとのこと。(同じものは↓)
https://www.hinase-gr.com/common/pdf/20150525haishi.pdf
そして中国運輸局の公示も貼られていました(同じものは↓)。
https://www.hinase-gr.com/common/pdf/20150525koji.pdf
なお、10月からは備前市内の4路線と旧市営バス2路線は市の「公設民託」に。
別の市内2路線は、市が雇用する臨時職員の運転による直営運行となる模様です。
というわけで、ここに足を運んだ目的は備前バスの「お名残乗車」でした。
次のバスまで、片上の街をぶらり。
ふと目に飛びこんできた地図。
これが片上鉄道の廃線跡でしょうか。
片上の街でひたすら目立つ7階建てのビル、旧アルファビゼン。
天満屋ストアなどが入居したショッピングセンター(5階以上は駐車場)でした。
2002年に閉鎖するも、解体をめぐってひと悶着。
現在、市役所を移転させる案が市側から示されているようです。
片鉄片上8:51発の三石線・蕃山ゆきに乗車。
5分弱の乗車で備前片上駅まで。
東鶴山線と同じ車両でした
駅の待合室に貼り出された、市の公共交通マップ。
冷房のない待合室に耐え切れず、いったん東隣の伊里駅へ電車で移動。
改札口の様子が趣深くて、ついついカメラを向けてしまいました。
このあと逆方向の電車で、岡山に戻ります。
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