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2015年08月01日11:03

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喉をあける・・・声の丸さ


正しい声は、丸くて、柔らかくて、輝きがあります。


<丸さ rotondita'>

<柔らかさ morbidezza>

<輝き brillantezza>

が、そのうちの一つだけが目立つ、というようなことがなく、3つとも同じ割合で感じられるものです。

声の丸さは、ノドの空間の広さから生まれます。

声を響かす空間は、ノドと口・・・

( 頭の響き、鼻腔、目の空洞などを使うと、誤解されていることが多いので・・・)


歌う声は、原則として、話す声と同じです。

( 普通は話す時の方が、言葉のスピードが速くなります。ごくごくゆっくり話せば、そのまま歌う声になります)

違いは、口の奥からノドにかけての空間が、歌う時に広くなることです。

頭部を前と後ろに分けて考えた時、前部 唇の状態は、話す時も歌う時も(中・低音域において )同じです。


歌う時は、ノドを開ける・・・誰でも知っていることですね。

では、どうやって?

ノドは、息を吸う時に、すべての方向に柔らかく開けます。

(歌い出したら、もう意識しない・・・開けた状態を保とうとして力が入ると、不自然な声になります)

球状に開ける意識です。

上だけ、下だけ、上下方向だけ、左右だけ、前後だけ・・・という開け方をするとバランスを崩して、舌やアゴに余計な力が入ってしまう可能性があります。

軟口蓋を上げるのも、ノドが固くなるので、自然な声の妨げになります。

柔らかく開けることが大切で、無理な開け方をして、固くキープしてはいけません。

いつも柔軟な状態を保つ必要があります。

どこか硬く力の入った部分があると、振動が止まってしまいます。


こうしてノドが適切に開いている時、丸みのある声が生まれます。

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