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2015年06月14日11:58

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6月13日 立川談笑 月例独演会 

6月13日 立川談笑 月例独演会  国立演芸場
今日の月例談笑、全4席と盛りだくさん、席は二列目の中央、表情も小声になるフレーズも、
音響の良くない国立でも苦にならず鑑賞出来ました。そして今日は談笑師匠の特大ホームラン
イラサリマケもガマの油も、面白いですけど、後半二席の、衝撃の最後の一言の紙入れ、
親子を全面に出した文七元結が凄かった。こんな改作は初めてです。

立川談笑  イラサリマケ
立川談笑  蝦蟇の油
立川談笑  紙入れ
立川談笑  文七元結

立川談笑  イラサリマケ
お馴染みの変な外人店員の居酒屋、古典の居酒屋と金明竹の言葉遊びの面白い。

立川談笑  蝦蟇の油
スペイン語の口上、意味はわからなくても、おかしいのはなぜだろう。師匠の談志家元から
外国語で演じたら、とアドバイスされて出来た話だそうです。
家元の英語の蝦蟇の油も、バカバカしくも愉快な英語で、面白かったですね。

立川談笑  紙入れ
以前に聴きましたが、細部まで覚えていません。 確か、紙入れが見つかって、どうなったか。
今日の衝撃の下げ、変化してるのか分かりませんが、オリジナルと思います。
呼び出された新吉、紙入れを忘れて翌朝訪ねる、親方にどやされるが、
貸本を持ってこないからが理由とわかって、気が緩んだせいでパアーパアーとしゃべる。
そしてもう一つの山場がある、お前の言う紙入れって、これだろう。見つかってるのか。
今日は箪笥の小引き出しから見つけた。以前は鏡台の端に有った、だったと思う。
小引き出しのほうが今日のサゲに合いますね。親方が、ここに有るって事は、わかるよな。
そして衝撃のサゲ。

立川談笑  文七元結
親子を全面に出した文七元結、長兵衛の生活が荒んだのは、息子が死んだから。
佐野槌のおかみが語る、改心させる意見は親子の情、死んだ息子を忘れろとは
言わないが、生きている女房と娘を考えろと。
お久さんは身投げしようとして、佐野槌のおかみさんに助けられたとの事です。
そして五十両を懐に吾妻橋、文七が語る身の上話、親が無くて親戚をたらい回し、
江戸っ子の親戚は助けてくれると言っても、実の息子より出来が良いと邪魔にされる
どうしようもなくなった長兵衛、文七に年を聞く、はたちです、息子の年なんでしょう
二十歳で良かったな、と、佐野槌も金比羅様も不動様も出ずに、金をくれてやる。

文七が店に戻る、さすが江戸の大商人、佐野槌を探し、手土産の左官道具を集め
だるま横丁の長兵衛の家へ、親類付き合いをする事にはなったが、細々と語らず
美しく着飾った、お久が帰った姿を、最小限の語りで表現し、語らずに母親の気持ちを示す
語らない語りの、談笑師匠の演技が凄い、サゲはいつもの、孫の件、感動の拍手の嵐です。
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