「1986ボルドー」ワイン会

【2015年6月1日】
第735回の定例会を開催しました。
場所：Villa Due（千代田区鍛冶町）
人数：13名
会費：19,900円（食事5,000円を含む）
ワインリスト：
1) 1986 Ch. Fonbadet
2) 1986 Ch. Chasse Spleen
3) 1986 Ch. Prieure Lichine
4) 1986 Ch. Grand Corbin
5) 1986 Ch. Larmande
6) 1986 Ch. L'Arrosee
7) 1986 Ch. Beau Sejour Becot
8) 1986 Ch. Le Gay
9) 1986 Ch. Figeac
10) 1986 Ch. Ducru Beaucaillou
11) 1986 Ch. Lynch Bages
12) 1986 Ch. Haut Brion

個人的な好みでは、
☆☆☆ 9,10,11,12
☆☆　 　2,3,5,7,8
☆　　　 1,4,6
でした。

9)は、オレンジヨーグルトや紅茶やローストしたナッツや動物っぽい腐葉土の香りと、バニラやミルクチョコレートや腐葉土やタバコの味わいでした。分厚い果実味がある、大柄なワインでした。

10)は、木樽やチョコレートやブラックカラントやローストしたナッツの香りと、甘い紅茶やチョコレートやブラックカラントの味わいでした。凝縮感がしっかりとあり、繊細な果実味がある優美なワインでした。

11)は、チョコレートやキャラメルや青野菜や紅茶の香りと、チョコレートやコーヒーやブラックカラントの味わいでした。凝縮感と分厚い果実味を兼ね備えた、スケールの大きいワインでした。

12)は、紅茶やコーストしたナッツやキャラメルや燻製肉の香りと、タバコや紅茶やブラックカラントの味わいでした。きめ細かで柔らかいタンニンがあり、味わいはまだ閉じた印象でした。もう少し熟成が進めば、更に評価が上る気がします。

全体的には、満足度の高い会でした。
左岸のものを中心に、まだタンニン分が多く感じられましたが、ざらつき感のあるタンニンではなく、柔らかなタンニンなので、美味しく飲めました。
タンニンと酸味がしっかりと残っており、これからも長期の熟成に耐えるヴィンテージだと思います。