「美女と野獣#1 運命の再会」TV

『ビューティー＆ビースト　美女と野獣#1運命の再会』
＜ストーリー＞
　NY市警察に勤める刑事のキャサリン（クリステン・クルック）は殺人事件の捜査で死体についていた指紋から医師のヴィンセントを容疑者とするが、彼は数年前にイラクで戦士していたはずだった。そして捜査を進めるうちにヴィンセントの存在がキャサリンの母親が９年目に殺された事件にも関与していることに気付く・・・
＜コメント＞
　ロン・バールマンとリンダ・ハミルトン主演の名作ＴＶシリーズ『美女と野獣』のリメイクという触れ込みだったのだが、見てみたら全然違うではないか！！
　“軍のスーパーソルジャー計画で超兵士となったものの、途中で理性を失うことがあると判ったので計画は中止し、実験兵士は処分。ただ、主人公はその処分を生き延びて姿を隠している”というまあ、昭和のような（アメリカだから前世紀か）設定。その野獣兵士ヴィンセントがかつて救ったことのある少女が成長して女刑事となった女性とコンビを組んで悪と戦うという展開はきっともっとヒネリがあると思うのだが、何のヒネリもなかったらいまどきこれかい、という感じになると思う。正直、話のテンポもメインプロットとなる話もイマイチだし、アクションもカット割が多くて迫力が感じられない。
こういう作品のキモはいかに美女と野獣なのかだけれども、確かにキャサリン役のクリステン・クラックは『ヤング・スーパーマン』のラナ・ラング以来のハマリ役で素晴らしく美しいし、ヴィンセントも確かにイケメン。
　つまり、いかにもＣＷのヒット作ということだろうか。アメリカでは既に第三シーズンに突入しているようだけれども、途中でどこかでヒネリがあるのだろうか？