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2015年03月30日21:08

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3月24日 立川談笑 この落語家を訊け!  北沢タウンホール

3月24日 立川談笑 この落語家を訊け!  北沢タウンホール
落語と落語界と立川流、落語の今を旬の落語家がどう考えているか、どう語るか。
そして、ご自身の落語で、どう表現するか、興味しんしんの落語会です。

立川笑二  元犬
立川談笑  イラサリマケ
立川談笑  粗忽の釘
立川談笑・広瀬和生  対談
立川談笑  猿の夢

立川笑二  元犬
改作元犬、生まれ変わると人間になれる、と言われ続ける白犬、乞食より大事にされる。
人間になったら、口入れ屋に奉公先を探してもらおうと考えてから願をかける白犬
普通は何も知らず人間になってしまい、心細くなる描写を語るのに、どんな快作だろう
奉公先に行って、用を言いつかり、最初は元犬だから、トンチンカンな会話でしたのに
突然会話が成立してしまう、生まれたところは神社の境内、行ってみると、白犬はいたが
衝撃のオチ、さすがの改作白犬でした。

立川談笑  イラサリマケ
居酒屋を改作、客と小僧のおかしなやり取りを現代風にするとこうなる、
何回聴いても、客とミャンマー出身の店員の会話が、凄まじくおもしろい。

立川談笑  粗忽の釘

立川談笑・広瀬和生  対談
広瀬さんはプログラムに、「落語界の現状の危うさ」に対する解決策として談笑師に聞きたい。
落語界の在り方について何らかの問題意識、もしくは危機感を感じていると、僕は睨んでいる、ぜひ今日は、そのあたりの話が聞けたらと思っている。のようなことを書いている。
対談の開口、立川流と談笑一門をどうとらえているか、と挑発的な質問からスタートする。
立川流は立川流で、談笑一門は談笑一門、立川流は否定しないが、縛られもしない、と
そこから活発な展開になり、江戸の風は、富士山・桜・米の飯に共感できる人に伝わる。とか
年功序列じゃ落語は伸びない、とか、とか、現状を憂い打開していくような実践をしている
談笑師匠の意気込みを感じます。現状改革の意識と実力を兼ね備えた人が改革できると
そして、そんな師匠方が多くなれば落語界が盛り上がると思いました。
落語ファンの私は、面白い解釈と江戸の風に出会えるように落語会に通います。
それにしても、売れない落語家のやっかみほど落語の為にならない、って名言ですね。

立川談笑  猿の夢
古典落語のフレーズを散りばめた、SFファンタジー風で、所々に箴言が心を刺す。
健康診断で人間でなく猿だ、と言われてしまった主人公、仲間と認めてくれるのは、
人間の姿をした大腸菌、人間は理不尽だ、人間だから動物を思うように扱って良いのか、
ガンや難病の薬開発の実験なら命を投げ出しても良いが、
美白剤開発の動物実験のモルモットは死んでも死にきれない。
猿として逃げるが殺されてしまいそうで、危機一髪で起こされ夢だった、で終わったと思ったら、
夢だと安心した人間か、猿として殺されるのか、現実はどっちだ。
客席がひとつになって期待した古典落語のセリフ、危機一髪で起こされタバコを吸おうとして
吸うのと聞かれ、談笑師匠のしてやったりの表情、また夢になるといけない。とは言わないよ

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