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2015年03月21日20:32

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3月17日  真一文字の会

3月17日  真一文字の会   国立演芸場
一之輔師匠の勉強会、ネタ下ろしが無かったせいか、必要以上の緊張感が無くて
楽しく落語を聴かせてくれた、楽しい一之輔落語の会でした。

金原亭駒松   道具屋
春風亭一之輔  七段目
春風亭一之輔  花見の仇討
春風亭一之輔  提灯屋

金原亭駒松   道具屋
以前に聴いいたことはあるのでしょうが、記憶からかけ離れているのでしょう。
これで前座と感じました、与太郎をバカにしないで、叔父さんの優しさが出ていて、
人物の描き分けがうまいと思います、楽しみな前座さんですね。

春風亭一之輔  七段目
芝居は観たことが無い私ですが、師匠の台詞を聴くと、芝居がわかっていて
落語を聴いている気分になってしまいました、引き込まれました。
恩田えりさんのハメものが入り、床の間にある髪が伸びるえりちゃん人形だって、おかしい。
芝居の台詞に、師匠一朝の姿が垣間見えてきて、大御所一之輔になる七段目でした。

春風亭一之輔  花見の仇討
内幸町の真一文字で聴いたのはいつだったか、友達を引き連れて行き、皆で本当に二つ目と
大騒ぎをしたのを思い出します。さすがに真打、はるかに面白くなったと感じます。
花見の趣向だと盛り上がって準備して、巡礼が来ない、これだからやるのは嫌なんだ。
妙に肩入れして、よしゃよかったと後悔する、落語の江戸っ子って、いつもこうなんだから。

春風亭一之輔  提灯屋
子供の頃に聴いた時、なんて嫌な噺なんだろうと嫌いでした。同じような噺でも棒屋は良かった。
紋を描けなければ、なのに、紋を題にした判じ物が解けなければに、すり替えは不条理でしょう。
今にして思えば、判じ物のパロディで判じ紋なのでしょうし、この落語のテーマなんでしょうね。
そんなわけで気を込めて聴かなかったのですが、師匠の提灯屋は面白く、発見がありました。
広告ビラを見ながらの推理、食べ物屋だろう、の中に、スッポン屋、スッポンをマルって言うよね。
上方では鶏肉をカシワって言うよね、とかの御託が、下げの仕込みとは思いませんでした。
その中でも、広告は匂いでわかると匂いを嗅いで印刷屋には笑った。
若い者のイタズラの埋め合わせと、高張り提灯を買った御隠居、丸に柏の紋を描いてほしい。
なんとか判じようと考える提灯屋、わかった、スッポンと鶏だろう、そうかここに来るのか、
長年のモヤモヤが晴れて、気持ちよく国立演芸場を後にしました。
それにしても、スッポンと鶏、そんな紋があるのかな。

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