『グランド・ブタペスト・ホテル』、これは面白かったなあ。
おとなの絵本ですよね。
言っちゃあなんだけど、作りこみ映画の典型なんだなあ。
セットのこだわりようときたら、三谷幸喜あたりが悔しそうに
なるくらいきめ細かい作りでした。
脚本も練れてたよね。しかし、この部分では三谷のほうが
上かもなあ。
ということはビリー・ワイルダーにはかなわないってことですかねえ。
それにしてもセリフまわしといい、場面展開のスピーディーさは
みごとです。隙がないといいますか演出は凄いです。
ともかくなにしろセット、コスチューム、カメラ、照明、文句の
つけようがない。
セリフを追うのに夢中になるもんですから、この映像の細部を
見落としてしまいます。
ストーリーはわかったので、背景をもう一度見直しても面白い
のではないかとおもいます。
役者もよかったねえ。主役のレイフ・ファインズ、『シンドラーのリスト』
での収容所所長の非道ぶり、いい役者ですよ。このたびはスノッブな
ホテルコンシェルジュの役、はまりです。
脇にウィレム・ディフォー、エイドリアン・ブロディ、ジュード・ロウ。
キャスティングもすごい。
いやあこれはリピート有りですぜぃ。。。。。
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