「熟成したバローロ」ワイン会

【2015年3月16日】
第724回の定例会を開催しました。
場所：Villa Due（千代田区鍛冶町）
人数：13名
会費：19,700円（食事5,000円を含む）
ワインリスト：
1) 1990 Barolo Vigna Rionda di Serralunga, Michele Chiarlo
2) 1990 Barolo, Marchesi di Barolo
3) 1990 Barolo Ciabot Mentin Ginestra, Clerico
4) 1990 Barolo Brunate, Marcarini
5) 1990 Barolo Prapo, Ceretto
6) 1990 Barolo Bric del Fiasc, Paolo Scavino
7) 1989 Barolo Vigna Giachini, Giovanni Corino
8) 1989 Barolo Bricco Fiasco, Azelia
9) 1989 Barolo Cannubi, Prunotto
10) 1989 Barolo Vigna Del Gris, Conterno-Fantino
11) 1989 Barolo Ciabot Mentin Ginestra, Clerico
12) 1989 Barolo Bric del Fiasc, Paolo Scavino

個人的な好みでは、
☆☆☆ 6
☆☆　 5,9,10
☆　　　 1,2,7,8,12
でした。

6)は、甘いキャラメルやミネラル分や鉄分やチョコレートの香りと、ミルクコーヒーやビターチョコレートや腐葉土や白コショウの味わいでした。甘味と酸味のバランスが取れた、骨太の果実身があり、まだタンニン分が強く感じられる、飲み頃に達していない、スケールの大きなワインでした。

全体的には、低調jな印象でした。
共通した特徴は、酸味とタンニン分の強さで、素直に美味しいと感じられるワインは、あまりありませんでした。
こういう当り年といわれる年のバローロは、飲み頃は最初の15年目までか30年目以降のどちらかで、その中間は若い果実味が抜ける一方で酸味やタンニン分が残っており、あまり楽しめないのかも知れません。
尚、一般的な評価の高い3)と11)は、どちらも醤油香がしており、酸化していたようです。この時期のこの生産者(Clerico)特有の問題があるのかも知れません。