mixiユーザー(id:2233458)

2015年03月10日22:43

172 view

2015年 2月 8日(日) 新国立劇場 「こうもり」

演出 ハインツ・ツェドニク、美術・衣装 オラフ・ツォンベック、指揮 アルフレート・エシュベ。アイゼンシュタイン アドリアン・エレート、ロザリンデ アレクサンドラ・ラインブレヒト、フランク フランク・ブレース、オルロフスキー公 アドリネー・シモニアン、アルフレード 村上公太、ファルケ クレメンス・サンダー、アデーレ ジェニファー・オローリン、ブリント博士 大久保三哉、フロッシュ ボリス・エダー、イーダ 鷲尾麻衣。東京交響楽団。1階5列35番。
これだけの人数の歌手を国外から招請し、おまけにフロッシュまで外人。それなのにかなり日本語のセリフを挟んで低次元の笑いを誘う演出には辟易とした。すべてドイツ語(アイゼンシュタインとフランクのおかしなフランス語はもちろんそのまま)で演奏されるなら理解しやすいのだが、そこに突然日本語が飛び込むと非常に聞きづらい。おまけにそのドイツ語もクリアーでない(ひょっとするとウィーン訛りか?)。これは演出家の意向なのかもしれないが、日本語を使うくらいならわかりやすい現代ドイツ発音でやってほしかった。また日本語を使うのならフロッシュのセリフ部分をすべて日本語でやるというやり方もヨーロッパの劇場ではよく採用されている方法だ。さらには日本語をそんなに使いたかったら全篇訳詞上演にするべきだ。こんな中途半端な演出には全く腹が立った。なおアルフレードの村上公太はなかなか健闘し、イーダの鷲尾麻衣は舞台映えする容姿と歌唱で存在感があった。席は珍しく1階。5列35,36番。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する