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2015年02月04日11:11

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猫地蔵の手前

 一年ぶり昨日の節分、東長崎の自性院こと通称猫寺にでかけていった。写真はその手前のすっかり寂しくなった商店街。目白通りの一本裏側。ここらは手塚治虫や藤子不二雄が若いころに住んでたトキワ荘というアパートがあったいわれがあり、今もそれを売りにしてるけど人通りは少ない。
 ぼくは毎年「松葉」というラーメン屋さんでラーメンを食べる。藤子不二雄のオバQに出てくる小池さんというラーメン好きキャラクターがラーメンを食べるのがこの店らしい。素朴な東京ラーメンでもちろんおいしい(500円)。客は一人だったけど、ここは生き残ってるよう。となりの激安とんかつ屋も健在のよう。ロースかつ定食500円だけど、まだ食べたことない。

 ラーメン食い終り猫寺に向かうと、すぐそばにため息が出るような建物。減益といえば現役だろうけど一階にテナントの肉屋さんが一軒だけ。ビル(一応)の上部によくみると“味楽百貨店”という古い酒屋さんにあるような文字盤。「あじらくひゃっかてん」と読むのか、何度かとおってるのに煤けてて見えず初めて気づいた。昔の、“町のデパート”。大正大震災の年に生まれた僕の母親だったら、ぴかぴかだったころの姿を見たら「まあ、モダンねえ」といったかも。
 二階建てのようだけど一階はシャッターが下りて半分だけ中が見え、それでもお肉屋さんは現役らしい。二階は店の影はなく、でも人は住んでるよう。かつては買い物かごを下げたお母さんとかがいっぱいいただろう。ぼんやり見てると人々のさんざめきが聞こえるような気もする。幻ですねー。

 この向かいにも、どうやらとうとう閉めてしまったらしい“山政マーケット”の建物がある。去年頃は魚屋さんがあったようだったし、トキワ荘通り商店街の案内所・休憩所でもあった。いまも“金曜特売日”という看板が残ってる。まだ生きてるよ、といってるよう。入り口右側の「マスダセイカ」は現役なのだろうか。

写真三枚目は、そばのうち。縁側の洗濯物干しの影が、シーツに映ってた。冬の午後のとろとろ柔らかい日差しです。
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