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2014年12月23日17:16

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映画『バックコーラスの歌姫たち』とジョー・コッカー

今日、ジョー・コッカーが亡くなったというニュース。享年70歳。
ウッドストックの『With a little help from my friend』は懐かしいなあ。
頭のなかではクラプトンと一緒のステージで、『レイラ』のコーラスを
とっていたようにおもったけれど、それは記憶違いだろうか。

偶然のことだけれど数日前、昨年製作のドキュメンタリー映画
『バックコーラスの歌姫たち』を観ていたら、ジョー・コッカーのライブ名盤
『マッドドッグス&イングリッシュメン』のライブシーンと本人のインタビュー
が映し出されていた。
禿げた爺さんがコッカーだとはしばらく気が付かなかったなあ。

R&B専門だったような黒人バックコーラスが、ロックの世界でも60年代
から80年代中盤くらいまで多用される。
フィル・スペクターのサウンドからはじまり、レイ・チャールズの「レイレッツ」。
アイク&ティナターナーの「アイケッツ」。時代のディーバたちは次々と
ストーンズ、B・スプリングスティーン、スティング、スティービー・ワンダー、
デヴィッド・ボウイ、マイケル・ジャクソンなどなどサポートを務める。

たしかにときにはメインを喰いそうな勢いのコーラスシンガーもいた。
なかにはメアリー・クレイトンのようにソロデビューもあった。
がしかし、時代の移ろいと、レコーディング、ライブのスタイルも変わり、
ディーバたちがディーバでなくなっていく。
かつてステージやレコーディングを飾ったバックコーラス・シンガーたちを
追いかけたドキュメンタリー『バックコーラスの歌姫たち』。
これは面白い映画でした。

わくわくして、日記に書いておかなきゃとおもっていた矢先、映画にも
登場していたジョー・コッカーが亡くなった。なんという偶然。
映画の中の、かつては乙女、いまは太目のディーバたちが、不遇を
かこっていながらも笑い飛ばすパワーに溢れていたのに、かたやジョー
はコロラドで幕を閉じていた。
イングリッシュマンはアメリカのソウルとロックに憬れていたのかねえ。

ちなみの『バックコーラスの歌姫たち』の原題が素晴らしい。
『20 Feet from Stardom』
なんでもないようだけれど、このステージ感覚。
いいタイトルだよなぁ。。。
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