１２月１６日　粋歌の新作コレクション２０１４冬

１２月１６日　粋歌の新作コレクション２０１４冬
粋歌さんの新作は、女性の視線が斬新で、女性落語家は難しいとは聞きますが、
現代を語りながら古典の雰囲気が漂うのが素敵です。
長屋や吉原を語らなくても、新作落語の新しい姿を感じます。
そして、今後、新作に江戸の風が吹きまくると、天下の粋歌さんですね。

柳亭市助　　　　一目上がり
三遊亭粋歌　　　銀座なまはげ娘
三遊亭粋歌　　　卒業
柳家喬太郎　　　同棲したい
三遊亭粋歌　　　オレオレ

柳亭市助　　　　一目上がり
開口一番だけが古典落語、さすが市馬師匠のお弟子さん、普通に演じて面白い。

三遊亭粋歌　　　銀座なまはげ娘
昨年に続いての再会です、新しい仕事がんばって、とエールを送りたくなって来ました
で、ふと感じたのですが、これは現代の道具屋じゃないか、不本意な仕事がおかしい。

三遊亭粋歌　　　卒業
ストーカーの卒業宣言で、ストーカー時の感想が凄まじい。
喬太郎師匠に、自分のことを語って落語になってる。とからかわれていました。
プロのストーカーは相手に気づかれず、相手の成長を楽しむ、のだとか。
卒業宣言などしなければ、現代版狂った紺屋高尾じゃないか。

柳家喬太郎　　　同棲したい

三遊亭粋歌　　　オレオレ
ゴミ屋敷の住人に、息子をかたってオレオレと電話をかけて、ゴミ処分を促す話ですが
電話での話題が、今までの人生を語り、共感やら同情やら、現代版人情噺です。
これって、天災の紅羅坊名丸が電話しているようです。