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2014年12月14日14:18

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7月4日に生まれて …遠山一行氏のこと

ワタシの先輩H・H氏のブログ「人生ブンダバー」は、ほぼ毎日午前5時に更新されます
(時間指定でアップしているんでしょうね)
今朝の記事に音楽評論家 遠山一行氏の訃報が告げられていました

ワタシは遠山氏とは面識はありませんが、氏の評論活動はもちろん知っていました
いつだったか、テレビのインタビュー番組で遠山氏が「私の好きな音楽」について
語っておられたのを覚えております
そのとき氏は自らモーツァルトのピアノ協奏曲第21番K467の第2楽章を演奏なさいました

正直言って、素人であるワタシの耳にも下手でした
評論家というものは、自分ができないことでも批評できるんだなと思いました

それはまぁ、批評家はオールマイティではありませんから、自分の能力とは別に
ダメなものはダメと言ってもいいわけであります
逆に言えば「できもしないで偉そうなこと言うんじゃねぇよ」といわれてしまうような
批評はダメだということでしょうね
また、自分に対してなされた批評に対しては謙虚に耳を傾けるべきであると

なかなかできることではないのですが(正当に批評することもされることも)
このようなことを遠山氏には教えていただきました

他に遠山氏の偉業は自身の名を冠した音楽財団を創設し、音楽図書館を作ったことにあります
ワタシは学生時代、遠山音楽図書館にはお世話になりました
本来は音楽関係者でなければ利用できないこの施設に、コネを使って入館させていただき
館所蔵のパレストリーナ大全集の閲覧を許されて、その膨大な資料の中から
男声合唱のための「エレミア哀歌」を見つけ出すことができました

今からちょうど40年前、私たちは故木下保先生の指揮で、そのエレミア哀歌を
(おそらく日本で初めて)演奏いたしました

遠山一行氏には改めてお礼申し上げるとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます
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