今年は「一千人の交響曲」の当たり年で
既に3月の日記に書いた都響/インバルのマーラーチクルス
10月には神奈川県民ホール開館40周年記念で神奈川フィル
そして本日のミューザ川崎開館10周年記念の東響と
3本の公演がありました
神奈川フィルについては合唱を公募しておりましたので
かつてシノーポリの指揮でこの曲を歌ったことのあるワタシとしては
応募したかったのですが、本番が東響の定期の日と重なっていたため
断念しました
マーラーの一千人はその名の通り、膨大な編成を必要とする曲で
めったやたらに演奏される曲ではありませんが
ワタシは自分自身が歌ったものも含めて、かなりの回数を聴いております
何度聴いてもいいですね
既に3月の日記にも書いた通り、大編成のオケが静まり返って
神秘の合唱が最弱奏で歌いだされるところは身の毛がよだちます
今日の東響は、最初のうちこそザッツが揃わなかったり、ホルンが
ひっくり返ったりして、批評家気取りで聞いていたのですが
マリア崇拝の博士のソロの後、ハープのアルペジオに乗って
男声合唱が歌いだすあたりから、演奏にではなくて曲そのものに
惹きこまれて、目の前がぼやけ始めました
東響コーラスはオーディションによって選ばれているだけに
全員暗譜の熱唱で、今日の立役者でありました
ネットで検索してみると、この曲を苦手だとか嫌いだという人も
いるらしくて、可愛そうなことであります
次に首都圏で一千人が聴けるのは、今のところ日フィル/山田和樹
による3年がかりのマーラーチクルス最終年度のようですから
2017年まで待つことになりそうです
気長に待ちましょう
付記:
新日フィルの2015/2016シーズンのプロが発表になり、
ハーディング指揮で2016年7月にやるようです
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