11月30日〜12月６日までの１週間分の日記です。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日〜水曜日の週前半の日記は先週の木曜日にアップしています。
■2014／12／４／Thursda
まあ、やったらやったで、
２時間で映画の感想６本は余裕だな。
来年はためこまないようにしよう。
『SHIROBAKO』 第９話 「何を伝えたかったんだと思う？」
http://shirobako-anime.com/
どの業界であろうとも“専門”を持つ会社や人材は強い。
ですからカーＣＧを専門に営み、業界で信頼と地位を築き上げた、
スーパーメディア・クリエイションズ（ＳMC）の社長が言う台詞はとてもよくわかる。
でも、カーＣＧを作り続ける毎日に不安と不満と焦燥を抱く美沙の気持もよくわかる。
ＳMCは福利厚生と休日が充実している。それはそれでとてもすばらしい。
でも、人間、そういう安定をとれば、いつしか現状に満足し、挑戦の気持を失う。
なら美沙はどうするか？ ……って話ですよね。
今回は13話のトラブルにむけた発射台の模様。監督はＢパートのコンテに試行錯誤し、
カウンセラーみたいに有能なライターのスクリプト・ドクターを受け、
最終回のアイデアを得る。
……が、監督の頭の中にある大量の馬が登場する時点で、もう、完全に予定と違う。
その大量の馬の作画どうすんだよ？
その部分で美沙のＣＧの話につながるのかな？
（作画ではなくＣＧで大量の馬を作る）
……って思うんだけれど、はたして？
元上山高校アニメーション同好会のみんなは、
現在のところ自分の理想どおりにはならず発展途上。
でも、そのうまくいかなさがいいよね。
『PSYCHO-PASS サイコパス２』 第９話 「全能者のパラドクス」
http://psycho-pass.com/
……う〜ん。チープ。
“地獄の季節”を創設した官僚が密入国者を“おもちゃ”にして遊び回り、
サイコパスが濁る。
そのため鹿矛囲に“洗浄”を求め懇意に。
その鹿矛囲が、今回、官僚を断罪し、炎で焼き尽くす。
……正直いってこれはいただけなかったなあ。
まず、鹿矛囲の断罪がそれほど本筋に関係ないのが１つ
（ハッキリいうなら、この展開がなくとも物語は成立する。
そもそも常守の祖母の拉致と“地獄の季節”の遺族の話は独立してますしね）。
もう１つは今回をもって鹿矛囲がアンチヒーローになってしまった部分。
たとえば、ハンニバル・レクターは作者の自己投影を経てアンチヒーローになった
（今回の食事場面は『ハンニバル』の影響ですよね）。
自分は、その悪人が見方によっては善性を持つ……の展開が非常にキラい。
まず安易だし、そこに作者のお気に入りキャラへの愛情が見え隠れする。
だったら最初からアンチヒーロー全開でいてほしい。
槇島が“悪”としての矜持を持ち、魅力があった理由は、
徹頭徹尾の“悪”で、同情の余地が一かけらもなかったから。
その部分描き出せるかが虚淵 玄と熊谷 純の哲学の違いなのかもなあ。
■2014／12／５／Friday
年末の呑み会。今日が最初の――。
トイレから自分の席に戻る。
升酒がつがれている。「あれ？ あけなかったけ？」と思ったら、
「いれといた、おくのくん、もう、いれといた」
と、シニアマネージャー（部長）。
たのしそうだなあ（笑）
『ガンダム -Gのレコンギスタ-』 第11話 「突入！宇宙戦争」
http://www.g-reco.net/
メガファウナもアーミィーも、はてにはアメリアの宇宙艦隊もみんな宇宙へ。
結果、発生する宇宙戦争。
とはいえクリム・ニックの最後の台詞に集約されているように、
まだ、すべての陣営が宇宙での戦闘になれてないんだろうな。
そのため、どの陣営も決定的な打撃をあたえられていない。
宇宙海賊（メガ・ファウナ）とテリトリィ、
くわえてアメリアの最終目的はフォトンバッテリーを供給しているトワサンガ。
そのトワサンガの真実の公開は来週の模様。
ウィルミットと一緒の法皇は、そのトワサンガに向うわけ？
今回は舞台が宇宙に移り、新型機体が続々。
マスクとバララの乗るマックナイフは、
MSというよりはMD（モビルドール）みたいな小型機体。
クリム・ニックのカスタムジャハナムは機体の色が青で角つき。グフみたいだな。
おそらく12話でトワサンガ ＝ 月の正体が判明。
13話で月の目的が判明し、折り返しなんでしょうね。
はたして月が３陣営共通の敵となるのか？ それとも想定以外の存在か？
わからん。ラライアは宇宙に出て、ますます記憶が回復している模様。
ラライアの正体判明もそろそろかしら？
■2014／11／29／Saturday
『Terminator Genisys』――。
シュワルツェネッガーの帰還でシリーズとしては原点回帰。
だけれど、もう、この時点で全部、
キャメロンが「１」と「２」でやった場面が彷彿とされるのがなあ……。
T-８00、つまりはシュワルツェネッガーを思い切って老人にしたのは良い判断かも。
なんだかんだで来年がたのしみです。
『ソードアート・オンラインII』 第22話 「剣士の碑」
http://www.swordart-online.net/
……う〜ん。現実、2013年に輸血でエイズの擦り抜けがあったから医療感染
……ってのもありかもなあ。結局、両親が感染した結果の母子感染？
まあ、それはおいておくか。
突然のユウキの消失にとまどうアスナ。
そのユウキの居所についてキリトは思い当る場所があった。
アスナは日本で、唯一、医療目的でフルダイブ環境を実現している、
メディキュボイドを運用する病院へ向い……。
なるほど。メディキュボイドはホスピスケアのために研究・使用され、
ユウキはメディキュボイドに接続され、
24時間のあいだダイヴしている。
そのユウキを見てアスナは必至に叫ぶ。ユウキもアスナの想いに答える。
フォーマットとしては難病もの。
スリーピングナイツのメンバーが、
まさしく他界することによってユウキたちはギルドの閉鎖を決定した。
それについてはどうしようもない。
余命３ヶ月のメンバーが２人いる……って、その一方がユウキなんだろうな。
学校に通いたい・行きたいっていうユウキの願望は、
今回、キリトが屋上でいじっていた装置で実現するんでしょうね。
『Fate／stay night [Unlimited Blade Works] 』 第９話 「二人の距離」
http://www.fate-sn.com/
魔力供給！ 魔力供給！ あれ？
護衛もかねて隣で寝ると距離をつめるヒロイン� �
くらがりに連れ込み胸をおしつけ距離をつめるヒロイン�◆�
そして、主人公に半裸にむかれ頬をそめる生徒会長。
ライダーが退場し、学校に潜むキャスターのマスターを探す士郎と凛の２人。
凛はキャスターが結界をはった柳洞寺の住職の息子、一成をいぶかしむ。
士郎は悪い顔の女（凛）に危機を覚え、自分で一成を取り調べ……。
アーッッッッ！ は、ともあれ、一成はマスターではなかった。
とはいえ柳洞寺の関係者が臭う……の凛の推理はただしいな。
それ以外は今回はインターバル。重要なのは桜と凛の関係と、
士郎の“正義の味方”へのこだわりか。
藤ねえがセイバーに話す、頑固に正義を貫き通す士郎。
なるようになるさで物事をとらえるが、結局、正義へ純粋な切嗣。
いや分解してみたらば、どっちも同じじゃねえの、と思う人は多いはず。
とはいえ、現在の士郎の姿は切嗣の過去の姿で、
切嗣が成り得なかったもの
……っていうのがZEROを視聴したヒトならわかるでしょうけれど。
今回重要なのはあとは慎二と綺礼の結託かな？
『蟲師 続章』 第18話 「雷の袂」
http://www.mushishi-anime.com/
重い。重い。原作のときから感覚していたが、
おそらく、このエピソードの惨酷さと、容赦のなさは女性作者にしか書けまい。
なぜなら男性は常に女性へ母性を求め、
母親と子供の関係に救いの手をさしのべてしまうので。
幼少、稲妻にうたれたことが原因で“招雷子”の名の蟲に憑依された少年レキ。
ギンコは稲妻にうたれても平然としているレキに蟲の性質を教え、
やがては命を失うと両親に警告する。
だが、母親（しの）は実の子にどうしても愛情を注げず……。
しのは現在の夫と見合い結婚を強制させられ、想い人と添い遂げられなかった。
そのためレキに我が子としての愛を注ぐことができない
（作中におけるしの「我が子の愛し方がわからない」っていう日常芝居すげえな）。
母親が子供に無償の愛を捧ぐ……っていうのは、
あくまで男性の支配的な観念かもしれない。女性が愛にプロセスを要求する以上、
その結果の子供に愛を注げないというのは性差の独特かも。
正直、男の身の自分にはよくわからん。ただ、親は子を選べず、子は親を選べず。
結果、レキとしのの関係は幸福なものにはならなかった。
“招雷子”がレキの肉体をはなれる作画は余韻もあってすばらしいな。
作者は“招雷子”をヘソの尾にかけ、母と子の別離を象徴してるのかもね。
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