洋邦問わず警察小説は面白い。
テーマやとらえ方はいろいろあるけれど、ディテールに
こだわりつつ、展開にスピードがあるものほど面白い。
ネルソン・デミル『王者のゲーム』、笹本稜平『越境捜査』の二つ
(いずれも上下二巻)を立て続けに読んだ。
どちらも長編でたいへんに長いのにまったくあきない。
あっというまに読了してしまった。
ああもう終わってしまうのか、もう少し展開してもいいんだよ、
なんておもうくらい飽きなかった。
デミルはベトナム戦争をテーマにした作品もよかったが、この
ニューヨーク市警の刑事ジョン・コーリーシリーズがいかにも
ニューヨーカーで痛快だ。
一方、笹本稜平の舞台は警視庁と神奈川県警という、二大天敵
警察の軋轢のなかで展開していく。これまたありそでなさそで、
意地悪く拝見出来て興味深い。
しばらくはまたこのシリーズにはまりそうだねえ。。。。
ログインしてコメントを確認・投稿する