mixiユーザー(id:1506494)

2014年11月21日15:16

162 view

都響第778回定期

昨日サントリーホールまで行って参りました
偶然ながら、当日小ホールでは知人のコンサートが行われていました
見知った顔がいるかと、ちらと覗いてみましたがいませんでした

さて、大ホールでの都響の定期
今回指揮する予定であったクリストファー・ホグウッドは病気のために
降板が伝えられ、その後9月に逝去されました
しかし演目変更はされずに、ホグウッドと同じイギリスの古楽系指揮者
ポール・マクリーシュが代演しました

他人の企画したプログラムを演奏するのはどういう気持ちなのでしょうかね
(結果的には盛大なブラヴォを浴びていましたが)

そもそも今回のプログラムはいささか不思議で
コープランドのバレエ音楽「アパラチアの春」をオリジナル編成の
13楽器による小オーケストラでの演奏

続いて同じ13楽器(とは言っても管楽器)によるR・シュトラウスの
弱冠17歳で書かれたセレナード

メインはメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」でした

コープランドは無調による作品もある(というのはビックリでした)けど
このバレエ音楽(マーサ・グラハム舞踊団のための)は新古典主義で
わかりやすい反面、敢えて言えば退屈でした
いかにも長閑で刺激がなく、通路を隔てて隣の席のおっちゃんは
壮大ないびきをかいていました

シュトラウスの作品は、それよりは機知に富んで、もしかしたら
ホグウッドはこの作風にメンデルスゾーンの系統を感じたのかも
しれませんね
13楽器繋がりからメンデルスゾーンへ橋渡しをするというコンセプト
(なのかな)

メンデルスゾーンは、何といっても「イタリア」と「スコットランド」ですが
(ワタシもムーティによるCDを持っています)、今回はコープランドの
プロテスタントの題材による音楽と繋げる意図があっての宗教改革
(なのかな)

パルジファルの「聖杯の動機」が聞かれて、そこのところが面白い
これを「ドレスデン・アーメン」と言うのだとは知りませんでした

3年後は宗教改革500年記念の年なのですね
(なんていうことを考えていました)
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年11月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30