mixiユーザー(id:1506494)

2014年11月04日21:20

50 view

都響ゲネプロ

公開ゲネプロの抽選に当たったので池袋芸劇まで行って参りました
抽選と言ったって、平日の午後3時半からですからカタギの衆が
ふらふらしている時間帯じゃありません
申し込むのは年金爺さん婆さんばかりで(ワタシも)
競争率はそんなに高くないんじゃないかな

今回はA定期のゲネプロで、ワタシはB定期会員なものですから
A定期もタダで聞けるのは有難い

ゲネプロ(ゲネラル・プローベ)と言えば、本番そのままの通し稽古
なんですけど、オーケストラの場合まるまる演奏するとは限らない
サウンドチェックとか、肝心なところのダメ出しで終わってしまうこともあります
今日はラッキーなことにプログラムの3曲をそっくりそのまま聞くことができました

ヴォーン=ウィリアムスのノーフォーク狂詩曲第2番(日本初演)、
ディーリアスのヴァイオリン協奏曲、ウォルトンの交響曲第1番
先日のB定期同様に初めて聞く曲ばかりです

ノーフォーク狂詩曲はイギリス民謡に基づいているので、なんというか
人懐っこくて哀愁に満ちて、ワタシの大好きな感じの曲想です

ディーリアスという作曲家は故畑中良輔先生がお好きだった
穏やかでエーテルを嗅がされたような、極上の布団の上でまどろんでいるような
心安らぐ音楽です(客席でもまどろんでいる人がいました)

ウォルトンの交響曲は二つの大戦に挟まれた時代に作曲されたという
時代背景があるかもしれませんが、ウォルトン個人的にも失恋の痛手の
最中だったということもあって、ただならない悲壮感と焦燥感に包まれています

うーん、ワタシには失恋がここまでダメージを与えるという実感がないため
こんなにも作品にそれが反映するものかという気がしました
(だからワタシは情緒的に不感症と言われてしまうのですね)

とにかくウォルトンは作曲を中断せざるを得ない状況まで追い込まれ
すべてが解決した後に作曲した第4楽章は、まぁ勝ち誇ったような
壮大な音楽であります(よかったよかった)

終演後、(ウォルトンのせいで)ワタシもなんとなく気が大きくなったので
久しぶりの池袋で食事でもしようかと、「まるまん」で鰻をいただきました
山形の地酒「大山」を冷でやりながら、ふっくらと焼けた鰻を食する
コンサートがタダだったので奮発してしまいました(小市民だねぇ)
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年11月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30