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2014年10月26日17:59

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週報(14/10/20〜) 金峰山

例年ならば10月第3週の週末をもって1,500m以上の標高がある山への登山は終える。
今シーズンも例年通りに、9月末の尾瀬(燧ヶ岳,至仏山)を最後として終わる予定でいた。
しかし、10月の3連休の前日である10/9に何気なくバス登山を調べてみると、今年から大弛峠行のバスが出来ていたことを発見した。
大菩薩峠行のバスを運行していて、運行開始早々に乗った事があるタクシー会社(栄和交通)が新たに路線を開設したらしい。
今シーズンならばまだ知らない人が多そう(ガイド本, Webへの周知も弱め)ということもある上に、来年用の甲武信岳登山への足がかりを付けておく事も目的に入れ、今年の内に攻めておくことにした。
ただし、10月の3連休の際は台風接近のために早々とパスし、先週は急に寒くなってきたことで体調管理に万全を期すためにパスした。
そのため10月第4週目の週末登山となった。
長期予報時点の天気予報では晴れ時々曇り程度だったが、前日予報では快晴に変わった。
 
塩山駅発車次点では3便あるのだが、三郷からでは初便(7:30)は間に合わず、8:30または9:30のどちらかとなる。
ガイド本、ヤマレコ等での口コミコースタイムを見る限りは往復5時間弱と判断したので、どちらの便でも良かったのだが、頂上でのんびりする事を考えたので、8:30発, 大弛峠16:00発の便とした。
 
塩山駅に8:10分過ぎに到着した。
塩山駅では登山客が大量に降りたのだが、本来のバスターミナルは南口なのでそちらに多く流れていった。
こちらのバスは北口発車である。
大菩薩峠バスではコミュニティバス形式だったのだが、こちらのバスはツアーバス形式のようである。
最大48名まで可能となっているのだが、この便に限りマイクロバス1台で28人乗車で行くようである。
(7時台の場合にはマイクロバスではなく、ワゴンタクシーの場合もあるらしい)
途中の柳平(乙女高原の金峰山荘前)で、道路規制の関係でワゴンタクシーに乗り換える。
大弛峠には、予定通りに9:55に到着した。
ワゴンタクシーに乗り換えると、そこはタクシーの運転手さんということもあり、ずっと観光ガイドのように話していた。
ここが普通のバス路線とかなり違う所である。
 
大弛峠の標高は2,365mということで、富士山吉田口五合目2,380mに次いで車で行かれる標高が高い所である。(乗鞍は除く)
そのため着いた瞬間から高山病の症状が出ているようで頭が痛い。
普段から2,200mを過ぎるくらいから高山病らしき症状が見られることが多かったのだが、今回もやはり起きてしまった。
そのため直ぐには出発せず、少し食事およびトイレ休憩を取った後に登山を開始した。
 
大弛峠から今回の目的地である金峰山までは標高差が320m程度しかなく、本来ならばハイキングレベルであり楽々登山である。
しかし、酸素が薄いというのは嫌でも解り、少しでも平坦または下り坂だと普段通りの登山ペース、少しでも上りとなると普段では起こりえない感じで心拍数が上昇する。
普段から心拍数が上昇しても構わずガンガンと登って行くのだが、今回は倒れかけそうになったためペースダウンかつ小幅のペースで足を進めた。
ガイドブック等のコースタイムは2時間半だったが、2時間弱で登り切ってしまった。
 
金峰山の山頂は目の前にある五丈岩の部分を除けば360度の視界が開けていた。
頂上に着いた時は頭上には雲があったものの、周囲には雲ひとつなしの秋晴れ快晴であった。
そのためかなり遠くまで見渡せ、南アルプスから関東北部の山々まで普通に見渡せた。
また八ヶ岳の隣には噴煙を吹きあげる御嶽山もくっきりと見えていた。
また甲府盆地に目をやれば釜無川と笛吹川が合流し富士川となっていく川筋までくっきりと見えていた。
 
金峰山の実際の頂上は看板および三角点がある場所近くにある岩であり、最初に登った際には何気に通り過ぎていた。
しかし、目の前に見える五丈岩の方が実際の頂上よりも目の錯覚で高く見える。(実際は標高2,595m)
そのためこちらの岩の頂上を目指す人が結構いた。
私も登りに行ったのだが、明らかに岩登りの素養がない人が行くと滑落しかねないような場所だった。
また昇った人から、どのように登ればよいのかアドバイスを受けたのだが、ただでさえ短い足が邪魔をしてバランスを保てずやはり登れなかった。
先程も書いた通り最高峰の部分は既に登っているので特に残念な気持ちはなく、逆に安全に降りる事の方を心配した。
 
五丈岩で十分遊んでいたら、結構な時間長居をしてしまった。
まだ昼食すら摂っていなかったこともあり、五丈岩の南側に移動し富士山を真正面に見ながら食事の時間とした。
今回の登山はこの景色だけで十分であり、今シーズンの登山の締めとしてはベストな選択だと思う。
 
なんだかんだと頂上に2時間弱(14:00直前)まで居てしまった。
帰りの標準コースタイムは2時間となっているが、感じからすると90分で到着するだろうと見込めた。
予想通り出発点である大弛峠には15:30に到着となった。
 
帰りのワゴンタクシーは14:50, 16:00発の2本となっているが、これは最低限1台のワゴンタクシーを動かすという運行ダイヤである。
実際にはワゴンタクシーに人数分乗り込んだら、乗換場所である柳平に向けて直ぐに移動を開始する。
私が乗り込んだタクシーも満員となった事もあり15分早い15:45に発車した。
柳平では目の前にある金峰山荘の食堂が待ち合わせ場所となり、トイレ休憩も兼ねるような仕組みとなっていた。
16:45になり塩山行きのバス出発時刻となったが、この時刻はバスだけでは乗り切れず、ワゴンタクシーも1台増発となったようである。
またこのバス時刻以外にも、団体向けとしてダイヤ外としてワゴンタクシーが塩山に向かうようである。
そのためワゴンタクシーとマイクロバスに乗れる人数が予約可能な人数となっているようである。
この日はマイクロバス1台, ワゴンタクシーが3台となっていた。一応予約可能最大人数は48人となっているが、実際は車輛手配の関係で増減はあるようである。
マイクロバスの場合にはダイヤ通りとなるが、ワゴンタクシーの場合には早着となるケースが多くなる。
バス会社というよりかはタクシー会社のツアーバスという形となっているため、意外と自由が効くようである。
途中の登山口での下車、帰りには日帰り温泉がある場所の近くに降ろしてもらう事も可能である。
 
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写真: 金峰山(および五丈岩), 富士山(金峰山頂上より), 五丈岩
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